さよなら

対談　「野村克也×落合博満」
http://www.youtube.com/watch?v=a76NUQSXcJE

昨日の続き。
落合監督の方針は、練習を徹底的にやる事。なぜなら、練習しないと上手くならないから。理論より先に、体ができる事を求めているでしょうね。

ノムさんは、その正反対で、考えて理論的に練習をする。
例えば、調子が悪いのは、原因がある・・・バットを振り回しているだけでは駄目で、しっかりとピッチャーを研究し、それに対応できる様にするための練習をすると言う事。
だから、練習時間は短く、集中してやると言うのが野村流。
どちらが正しいかは分からないが、結果的に両者とも素晴らしい結果を残している。
こればっかりは、考え方の違いや相性の問題なんだろうね。

私の場合は、２０代の頃はとにかく詰め込み方式でした。
米国式の成果主義の時代で、とにかく「できる奴を育てる」と言う考え方。
出来ない奴は辞めろと言わんばかりに批判される。
これが当たり前だったし、今もそう変わらないと思っている。

仕事は数をこなさないと上手くはならない。
魚だって一日２０kg以上捌いていたし、出し巻き３０本は巻いていた。
朝から晩まで働いていたし、とても忙しい毎日だった・・・お陰で休みの日は寝てばかりでいた事を覚えている。

そのお陰で今は、仕事を早くこなす事ができるし、テキパキと時間以内に終わらせる事ができる。
昔に比べれば仕事の量なんて減っている。
だって、技術が進んでいるし、非常に手間のかかる事はしなくて良くなっているからね。それを考えれば、非常に楽になったなと思う時はある。

結論として、落合監督のように、詰め込み方式も時には必要だという事。
ただし、一定の年齢を超えれば、体力的に落ちてくる・・・できる事ができなくなる事だってある。
その時の為に、仕事を追及し、質・量共に早く正確にできる為の理論は必要であろう。

そう考えれば、落合監督・野村克也さんの考えと言うのは、実に実践的で現実性があると思う。