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無色の妄想日記

タイトルを変更しました。

現在、福島県郡山市に仮寓させていただいている。
ありがたいことです。

旅をしている時の状況が時に思い出される。泊まる当てもなく、地図を片手にひたすら歩いた。雨の中、強風の中、雪降る中、そして、暴風雪の中。ひたすら歩いた。歩いている時には不思議に恐怖感や切迫感は無かった。何とかなるという気持ちですね。

今、雨、露、雪、風を凌げる部屋を提供していただいている。このことがどれほど嬉しい事か。実感している。

残された時間がいくらほどあるかは判らないが、残された時間を、自身の身魂を磨くために使おうと思う。スピリチュウアルを学んできているのだから、自身が信じる道を進む。    ただ・・・それだけ。

 ■ 2012/09/01 (土) 9月1日


福島県の安達市にある「道の駅 安達」は(高村)千恵子の里と呼ばれている。そこに

「何もすることがないのではなく、積極的に何もしないでいる時間の心地よさ」

という文が載っていた。
なるほど・・・と、感心した。

8月18日
山本の地域に精神を病んでいる人がいた。
ご家族は大変なご苦労だと思う。時の流れの加速により、その時の流れの狭間に落ち込み苦しみ、もがいている魂が多い。この状況も、その魂の選択なのだろう。
私は、このような現実を見せられ、巻き込まれていると感じていたが、見せられているだけらしい。魂の同胞によるサポートが付いている。この事も、私に「気づき」をもたらしている。しっかりとした自立の態度をとる事が大切な事。
また歩き出した。
荷物を引きながら、押しながら松島海岸を目指す。

曇り空を見上げながら、トコトコトコ・・・と歩く。
地元の人は、珍しそうに見てゆく。松島海岸に行く前の坂道で孫を連れた老人と会った。畑仕事の帰りらしい。私を見て「どこから来たの!?」と、お決まりの問いかけ。私は大阪からきたこと、来た目的を話したら、311の時のことを話してくれた。地震と津波。電車がひっくり返ったこと(幸いに死者は出なかったらしい)、ライフラインが止まり水に困ったこと、練炭を持っていたから、自分のところでは寒さ対策ができたことなど・・・。被災地を見て歩くならば、大きな国道を歩くのではなく、ひとつ太平洋側の旧国道を歩いてゆくと、被災地を見ることができるとのこと。

道路作業員の方と話した。
この人とは、震災の事ばかりではなく、福一の原発、放射能に関しても話した。放射能は見えもしない、匂いもしないからわからないが、確実に広がっている。しかし、逃げたくとも逃げれない人が多すぎる。どうすることも出来はしない・・・とね。老人たちが元の住処に還りたがっている。腹を括っているのでしょうね。

トコトコトコ・・・と、歩いている。
疲れた。
コンビニによって、ビールとおにぎりを買った。この時に店員さんに一番近い駅はどこか聞いた。ホンの近くにJRの松島駅が在る事が解った。今日の野宿の場所を確保。 苦笑
色々な人と出会い、色々な話を伺い、色々と感じることがある。

8月19日
JR松島駅で目覚める。5時頃出発。
8月上旬に松島には来ているから、記憶に新しい。
トコトコと歩いて松島海岸駅に着く。今日は早めに寝床を確保する為に、多賀城のホテルに電話を入れて予約する。
今まで色々と有ったから、ちょっと疲れている。・・・少し考えよう。
強く違和感を感じる。現在、東北地方(主に岩手、宮城、福島)を廻っている。どこも掃除、ごみ拾いなどの啓蒙活動が盛んに行われている。意思hマキシも同じく、ごみ掃除などが盛んに行われている。石巻市の駅では、市の憲章が立てられている。自然の大切さを謳った憲章内容だが、その日の前の広場に、駅長名で「鳩に餌をやらないでください、フンで困っています」という張り紙。大阪でも同じです。どこも同じです。物凄い違和感を感じている。世間が変なのか!?私の感覚が変なのか!?この矛盾に気がつかないのでしょうかね???自然の循環を破壊し、人類に都合のよいように変えてゆき、人類に対して害をなす行為、存在は排除しようとするような思考が当然という思考。イケイケどんどんの直線思考。今回の大h震災で、被害地の大きさは、人類が意図的に触ったところが大きいという事実。これらの反省もなしに、大きな大きな自己満足に浸っている愚かしい人類。イケイケどんどんの直線思考で自然を破壊すればするほど、自然からの反動は大きくなる。循環している自然は、歪みを正すのに、人類の思惑などは考えてくれませんよ。

放浪生活を始めてコンビニをよく利用させてもらう。
元気がよい声が聞こえる。しかし、よくよく見ていると、その時々のシュチエーションに応じた声を出しているだけ。目の、顔の表情がない。あたかもマネキンに録音したテープが自動的に動いているような感じ。まさしくロボット化のマニュアルがあるのでしょうね。その点、おっちゃん、おばちゃん店員は顔の表情がついているからまだましか。

なんか、放浪生活が始まり、世間様に触れ合う機会が増えるにつれて、今まで気づかなかった点に気づき、強い違和感を感じるようになってきている。

私はこの現実世界の住人ではない!

8月20日
ホテルで熟睡。疲れが溜まっていたのでしょうね。肉体的・精神的に!
9時30分ごろ出発。
国道45号線をひたすら歩く。仙台市前で国道4号線には入る。
ひたすら歩く!ひたすら暑い!
狂の字の私にとってはあっている行である。

高校生と思われる若者が、リックを背負い、サングラスをかけてやや俯きながら歩いている。黙々と歩いている。私ばかりではない!多くの人が、多くの思いを胸に行動に移している。

飛び込みでホテルに入ったが、チェックりん出来た。

8月21日
暑い・・・汗。
9時30分過ぎ出発。
1時間くらい歩いて名取の地下道で休憩。厳しい残暑!暑い・・・!
身体が重い。バイキングの朝食を食べすぎか!?疲れが取れない。
暑い!しかし、ひたすら歩く。血漿浸透圧が高くなっているのでしょうね。

宮城の風。
残暑は厳しいが、風は秋風を感じる。風が心地よい。
ひたすら歩き名取のホテルに入る(入る前に電話で部屋の空があるか聞いての予約)。2泊する。いよいよ歩いての福島入りである。体調を万全に整えたい。

8月22日。
完全休養日。


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