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独身中年・最底辺の日々


 ■ 2014/02/26 (水) 独り暮らし


独り暮らしを始めて早○年・・・というか、何年か忘れました。
多分、四捨五入して10年ぐらい・・・かと。

ハッキリ言って、今の私の身分では独り暮らしなどしてる場合ではありません。
こんな収入で独立生計など成り立つわけがない。

そもそも私が独り暮らしを始めたのは、どうしても実家を出なければならない究極的な状況が発生したからであって、もしそれがなければ私は今でも実家だったでしょう。

実家を出た頃は、炊事洗濯その他一切を自分一人でしなければならないことに非常な面倒くささを感じ不安に思ったものですが、いざ始めてみると徐々に独り身の快適さにドップリ浸かり、実家を出る前の不安や寂しさは消えていきました。

今の収入を考えると実家に戻ったほうが得策だし、両親もそれを望んでいます。

ですが、実家は別の家になり、その家は両親と三人で暮らすには非常に手狭です。
一応小さな個室を部屋として確保はできなくもありませんが、やはり厳しいです。
慣れとは本当に意外なもので、実家を出る前はあれほど辛かったのに・・・今ではもう、独り暮らしの快適さを手放すことができません。

これから先、何とか独立を維持していきたい・・・それが唯一と言っていい最期の自尊心のような気もしています。
ですが、やはりそれは至難の業・・・。

この不況下、私と同年代で両親と実家暮らしの方も多いと思います。
世論では、パラサイトシングルだのと非常に悪意に満ちた呼び方をし、さも実家で暮らしている人を見下した風潮があります。

この絶望的な経済状況も知らずにそういうことを言う奴らに非常に憤りを感じます。

私自身、30歳過ぎまで実家に居ましたし、前述のように事が起きなければ今でも実家暮らしだったわけですから他人事ではありません。

つまりのところ、私の独り暮らしは既に「痩せ我慢」の域に達しているのかもしれません。
借金もある最底辺パート労働者・・・実家に帰って家賃や食費を浮かせ再起を図るのが最良の方策であるのは誰の目から見てもあきらかです。

だが、私は頑なにその「痩せ我慢」を続けている・・・何故か?

前述の理由もありますが、私はそもそも天の邪鬼なのでしょう。

・・・でも、「傾奇者」とうそぶいておきます。


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