2012 〜無職〜

せっかく派遣楽園に戻れるのに今の会社でもう少しやってみようなんて馬鹿な考えがおこっている。絶対務まらないって、派遣戻るべきだって。気の迷いだとわかっている、ストレス溜まって頭ズキズキ、完全にハゲきるぞ。でも明日、辞めると言わなきゃ時間的に辞められなくなるし、平日に派遣の登録会行かなきゃ４月から始められないし、、、

普通に考えれば正社員辞めて派遣に戻るなんてナンセンスだけど、どうせ俺はつづかない、正社員は務まらない、派遣やりながらなりたい職へ進むほうが性に合っている。それで食っていけるかは別として。正社員やってると自分がいなくなる。それこそ生きがいがない。俺の尊敬する熟練派遣の方の言葉を借りるなら、生ける屍、デッドマンウォーキング状態。

そこまで分かっててなぜ辞められないんだ、派遣に戻るタイミング逃すとまたすごい後悔するぞ。とか考えてると頭がズキズキ…嗚呼、鬱

さっき電話があって春から前の派遣に戻れることになった。こうなったら入って１ヶ月だけど今のとこ辞めるって言わなきゃな。毎度のことだけど言いにくいな。と言いつつ、すでに半年で２回言ってるけど。正社員蹴って派遣に跳びつく、それが今の俺だ。てか一ヶ月前に電話した時、戻れてたらここでさらに自信失ったり辞める手間もなかったのに。もっと言えば最初から正社員になろうなんて変な気起こさず派遣ずっとやってたら髪も薄くならなくて済んだのに。まぁいいさ、これから絶対復活させてやる。前の派遣の友達とまた働けたら最高だな。

最近、周りの人々の頑張っている姿を目の当たりにする。

学生の時からの一番の友達は大卒で入った会社で４年も勤め地位も信頼も得て、さらに資格も取ってこの道で生きてゆくと言っていた。俺は２年で辞めてしまったのに。ふらふらしだしてからもう２年が経つってことだ。

最初の会社の後輩は半年で辞めてしまったがその後すぐ再就職し２年半勤めている。春からは昔からの夢だった職に就くために今の仕事を辞め、学校に通うらしい。

精神的にも肉体的にも厳しい研修を終え、看護婦になった人の話も聞いた。

今いる会社の仕事のできる主任は俺より全然年下の女性だ。


皆、大変なことや嫌なことを乗り越えて仕事している。夢のためや生活のために働いている。
今日も俺はボロクソ仕事ができない。なんで俺は誰でもできそうな簡単なことができないのだろう。そのくせなんで努力をしないのだろう。嫌なことからすぐ逃げようとするのだろう。

人一倍、仕事ができないくせに人の十倍、やる気がない。

去年の今日、代官山でパンディナーして蔦屋に行った後、駅までの帰り道で告白して付き合うことになった。あの頃はよかった、全盛期だった。しかしそれから破局し、職を３回も変え、ストレスから髪は激減、外見、内面ともに自信を失い、病んで性格は暗くなり、母は嘆き、友人も去っていった。

あの日からちょうど一年経った今日、昔からの友人に「お前といると本当に時間の無駄だ、情けない、お前といる自分も情けない」と言われた。よっぽどのことだ。


一年、人が腐るには充分な時間だった。

今日もストレスで頭皮に痛みを感じた。明日から新しく厳しい管理職が職場に在中するらしい。やだな、関西弁らしいし、どうせ恐いんだろうな。で、明日は歓迎会。この半年で3回目の歓迎会。いつも歓迎会やってもらった1，2ヵ月後には辞めている。我ながらクズだ。歓迎会の時にはもう居ずらくなってるからその時が一番辛い。明日にも辞めますって言う勢いなのに歓迎会なんかしてもらって、あぁどうしようって。今後の地獄は目に見えてるし、前のところで無駄に続けても鬱になってハゲるだけだからとっとと辞めたほうがいいってわかったのに、結局言い出せない。でも少なくとも2ヵ月後には絶対辞めてる、だったらズルズルいないで早く言ったほうがいいのだけど。


俺の夢は宝くじか何かで1億当てて、あとは戯れに楽な派遣でへらへら笑いながら働きつづけること。バンドやって漫画描いてマルチに生きたいな。

今日もひどい働きっぷりでボロッくそだった。何度も言われているのに理解できない。ビクビク怯えながら普通の人が10分で終わる仕事を1日かけてやっている。俺にしたら全然仕事ができる人達ですらいつも上司に厳しく怒られている。入社2週間で分かった、俺がここでやっていくことは万が一にもない。


毎日、自分にはとても務まらない仕事を無理矢理やってストレス溜めまくって秒速でハゲて二度と自分の好きな自分に戻れず残りの人生仕方なく生きるのか、家も結婚も将来設計全て諦めて家族、親戚、友人に呆れられながら楽な派遣で自分一人なんとか生きるのか、選ぶ時が来たんだ。

どっちつかずでいいところだけとって気楽に楽しく生きてこれた猶予期間は終わったんだ。でもそんなこと選ぶまでもない。俺にはもう後者の生き方しかできない。もう正社員にはならない。
俺の体や脳みそはその業務をこなせるようにできていないし、俺の頭皮はそのストレスに耐えられるようにはできていないし、俺の精神は脱毛の苦しみに耐えられるようにはできていない。
普通の人が普通にできることができない、耐えられることが耐えられない。

もちろん、後者の道を選んでも焦燥感や後悔は付きまとうだろう。しかしもう正攻法で生きることはできない、かと言ってアンダーグラウンドに生きることもできない。

去年のバレンタインは好きだった女性にいわゆるチョコをもらって付き合うことになったのに､それから破局して職を転々としてストレスでハゲてあらゆる後悔がとまらなくて自尊心粉々で鬱病に陥って性格が変わって家庭崩壊して､そして今年のバレンタインはここにも書けない惨事になった｡

神は堕ちる者に容赦がない。堕ちるほどに汚い。

今日なのだが。雪も降ってるし。最期のナルチシズムを振り絞り､いくのなら。

ストレスによる髪の激減を感じ、気に入っていたオールバックができなくなってから３ヶ月が経つ。その後もさらに薄毛は進行している。今の切迫感、不安感、絶望感は想像を絶する。とにかく２４時間、気が晴れない。常に頭から離れない、髪は頭から離れていくのに。

完全に自尊心を失い、自我が崩壊した。頭が痒くてもかけない、触ったら明らかな毛量の減りを実感しなければならないからだ。当然、鏡も見れなくなった。スプレーも不可、頭皮に直にあたって冷たさを感じてしまう。だから北風にもあたりたくない。シャンプーもやだ、ドライヤーもやだ。

病理的だ。皮膚科と精神科に行きたいけど、会社辞めたら保険証ももらえずどうしようもない。派遣に戻るにしろ２ヶ月は保険に入れない、そうこうしている内に髪も精神もいくところまでいってしまう。
今の最後の希望はAGAではなく、短期間にストレスで急激に髪が減ったからストレスを消して皮膚科と精神科で療養すれば戻るのではないかということだけ。円形脱毛症は自然に治るというが、それとも違う。しかし神経性脱毛であることは間違いない。絶対元に戻ってやる。この俺のサクセスストーリーがここで終わるはずがない。

昨日は頑張って働いている同年代の知人と酒を飲んだ。残業で毎日帰れないとか接待がどうとか先輩がどうとか言っていた。正直、居た堪れない。やる気なくて使えない先輩の愚痴言ってたけど、俺はその使えない先輩の方に感情移入してしまう。あぁ、彼らと同じ職場で働いてたら、俺も相当疎まれるんだろうなって。
俺は土日祝休みで残業もなくて、給料もそれなりにいいところばかり選んで入って、それでも病んで耐えられなくてすぐ辞めることを繰り返している。今月入った会社ももう無理だ。
彼らをはじめ、何で世の中の正社員はそんなに頑張れるのか、それだけの能力があるのか、尊敬とも皮肉とも違うが理解できない。

それに比べ、派遣で知り合った友達とは話が合って本当に面白いから年齢、性別関係なく、辞めた今でも頻繁に飲む。駄目な人だなとかしょーもねーなとか思い、思われるのが楽しい。そういう人達からは可愛がられる。俺はフリーター気質な人間で同じような人といるのは居心地いいしとにかく楽しい。この付き合いはずっと大事にしたい。




今回、伝えたかったのはここまでです。ここからは生産性のない鬱ダイアリーだから見る価値もない。


明日からどうしよう。入社して１週間でもう限界を感じている。皆がすぐできるような仕事に何時間も時間をかけ、そこまでの時間を使った挙句にひどいミスをしている。何度言われても覚えられないし、できるようになる気も全くしない。そのくせ、頑張ろうとか努力もしない。すぐ逃げることばかり考える。逃げても鬱こじらせてるから楽しくなんてなれなかったのに。

前は口が達者だったから口先だけで何とかごまかしてきたけど、去年入った会社でのことがあってから、声も小さく常にオドオドするようになって、それをすぐ周りに悟られてしまう。「できなきゃクビ」と釘を刺された。クビになる前にどうせ辞めるよ、この根性なしの鬱野郎は。

一番最初に入ったゆるい会社で駄目だった俺が、次の会社のストレス上司に耐えられるはずがなく、ストレス上司に耐えられなかった俺が、実力主義の厳しいこの会社でやっていけるはずがないんだ。結局、どこへ行っても駄目なんだ。でも本当に悔しいのはあと一歩でそんな俺でも働けるところに入れたこと。そこに入れば今頃、金も髪も家も充実感も自尊心も現在の幸せも将来の幸せも親の安心も祖母も希望も、全て手に入っていたということ。あと一歩だったということ。

そして今一番、俺を憂鬱にさせているのは神経性脱毛症による毛量の激減。今だつづく頭に感じるズキズキした痛み、その痛みと比例して抜ける髪。半年前に戻りたい、戻れるならいくらでも楽しくできる。


どうでもいいけど鬱日記ってネタ尽きねーな。

人間ってのは最悪に罰当たりだと思う。だって与えられた人生､いくらでも楽しく生きれるのに大多数の人間はわざわざ嫌なやりたくもない仕事してストレスを溜めている。空はこんなに広いのに､木々はこんなに綺麗なのに､そんなものにも気づかず毎日毎日､病みながら働いている。ストレスがなければ心はいくらでも豊かになれるのに、それを許さない社会のせいで色んなものが曇って視野が狭まる｡その結果､鬱で死にたくなってる。

本当は死にたくない､無になんかなりたくない｡世の中こんなにおもしろいのに。もったいない。仕事のせいでストレスのせいで人生腐らしてる。

働きたくない訳じゃないけど､派遣くらい真面目に気楽に働きたいんだ｡人生楽しく生きようとして何が悪いんだ。なんですべての人間の人生を楽しむ権利を奪って束縛するんだ。

お母さん、ほんとに胃がんじゃなきゃいいな。早く検診受けてくれ。本人この先いいことなさそうだからもういいとか言ってるけど。俺のせいでそんな風に思うようになってんだ。俺も保険証もらったら皮膚科と精神科行こう。明日早出しんどいな。

俺の人生の賞味期限は生後25年だったな。去年26になった時に期限は切れたんだ。厳密には26歳3ヶ月くらいはもったか。最後の1年はただただ楽しかったな、打ち上げ花火のクライマックスのようなもんで。本当に幸せな日々だった。でももう完全に期限切れだ。この後、幸せを感じることなんてもうない。人生は残酷だ。病的に神経が弱い俺は考えうる限り最悪の方向に向かっている。神経の弱さに呼応して肉体も異常をきたしている。普通の人なら当たり前にできること、努力で越えられる壁が越えられない。

毎日辛い、生きる指針がない、自分も周りもどんどん淀んで堕ちてゆく。でも無にはなりたくない。

明日からまた新しい仕事が始まる。ここ半年で三度目の正社員、通算四度目の正社員。全然実感湧かないけど明日の今頃にはきっと今よりもっと絶望してネガティブなサイトを見てるんだろうな。