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底辺日記 |
■ 2005/05/05 (木) 存在意義 |
以前、路上生活者たちの取材をしていたとき、皆、生活に関しては
満足している人、不満な人、不安を抱えている人、様々でしたが、 口をそろえて言うのが「存在をみんなに忘れられるのが怖い」 だったんですね。 社会生活からドロップアウトしてしまうこと。 恋人と別れること、捨てられること。 年寄りになって社会のメインストリームから外れること。 友達がいなくなること。 いずれも、何が恐怖って、自分の存在を知る人がいなくなることが なによりの恐怖なんですね。 かくいう自分も、彼女と別れてから正直、未だに引きずっているというか、 家にひとりでいるとテレビをつけていないと、怖くてどうしようも無いように なってしまいました。 友達にやたらメールしたりするようになり、知り合いの子には「病院に行って 相談しなよ、絶対鬱だよそれ」と言われ。 家で独り、ご飯を炊き、スーパーで買ってきた安売りのポテトサラダとレトルト のおでんを食べ、ああ美味しいなぁ、という気分になった時、その気持ちを共有 する人はいないのだ、と気づき、未だに涙が出る始末。 でも、同じような思いで苦しんでいる人が多くいるんですよね。 それどころか、私の場合はまだお互い話して別れることになったからいいけど、 中には騙されていた人、未だに騙され続けている人もいるワケで。 それでもなんとか生きていっている人は本当に強い人だと思います。 私がもし彼女に騙されていたのだとしたら、多分冗談抜きで生きていけないです。 どうかどうか皆、幸せになって欲しいです。 こんな哀しい日々を送らないといけない人は、もう増えて欲しくないです。 私如き何ができるなんて思っちゃいないですけど、もし私が誰かにとっての、 「忘れられて欲しくない存在」になり得るのなら、ずっとずっと忘れないし、 そばにいようと思います。 もう哀しむ人は見たくないです。 |
名前 内容
無職さん まったくその通りだと思います。今はただとにかく足掻くしかないと思っています……。 (05/05/06 23:19)
アニキ 時間ですよ 今はつらい時間が過ぎ去るのを待ちましょう・・・ (05/05/06 01:30) |
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