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ボロクソ駄目日記 |
■ 2010/01/27 (水) イース |
フレア「もう大丈夫だ、所々深い傷はあるが峠は越した、安静にするれば回復するじゃろう」
フレアは両手を消毒水で洗いながら答えた、暫くするとゴートが入ってきた ゴート「どうだ、彼の容態は?」 リリア「今、眠った所よ」 ゴート「そうか・・・」 アドルがフレアの所へ運び込まれた時は大変だった、彼をベットに寝かせ鎧を脱がせると全身傷だらけで、どの傷も戦闘で受けたモノで鎧の下の衣服は血で真っ赤に染まっていた、衣服を脱がせると血が噴出し、その度にアドルは叫び声を挙げ暴れだした、アレックス達が押さえ込み、ポロムが苦痛を和らげる精霊魔術を 使って何とか落ち着かせた フレア「何者じゃ、普通の傷で嗚呼はならんぞ」 リリア「判らないんです、胸騒ぎがして廃墟に行ってみたのそしたら光が辺り一面に広がって、彼が倒れていたの」 ゴート「光・・・そういえばアレックスとポロムが現れた時も同じ現象だったアレックスは村が魔物の攻撃を受けた時に、ポロムはアドルと同じ廃墟の近くで、それにアドルと言う名前・・・どこかで」 その時、様子を見にリリスの母バノアが入ってきた バノア「フレア先生どうですか?彼の具合は?」 フレア「心配いらんよ、峠は越した」 バノア「そうですか、よかった・・・」 フレア「ああ、それにしても凄い生命力じゃ、若さかの?羨ましいもんじゃ、ガハハハ」 フレアが医療道具を片付けて、リリアの家を後にする ゴートがフレアを送っていこうと一緒に出ようとすると、ベッドの側にはアドルが持ちものが置かれていた その中には何冊かの本が置かれていた、本には共通の紋章が付いており、ゴートはその紋章に見覚えがあった、思わず本を手に取ると彼はアドルという名前を思い出した アドル・・・アドル・・・・ 誰かが呼んでいた、目を開けると何もない空間、無が広がっていた・・・ アドル「誰だ僕を呼ぶのは?」 {アドルよ・・・今こそ『イース』の歴史の一部を見せよう} アドル「イースの歴史?」 その時、無の空間から辺りが輝きだし、一つの大陸が映し出された、 「イースはかつて地上に存在した」 次に街並みが映し出された、空を飛ぶ船、大理石で出来た建物、行き交う人々の顔はどれも笑顔だった 「イースは徳の深い6人の神官と2人の聖なる巫女によって守られていた」 シーンが切り替わり巨大な黒水晶を囲む六人の神官達と2人の巫女があらわれる 「だが、平和は破られた」 次のシーンは街に軍隊が現れるシーンだった 「一人の王が、力を求め『イース』に攻めいったのだ」 軍隊が街を破壊し人々を虐殺していく風景が映し出される、そしてシーンが変わり再び6人の神官が現れる 「侵略者に立ち向かうため神官達は黒水晶の力を使い魔物を生み出した」 神官達が取り囲んでいた巨大な黒水晶から魔物が姿を現す、次々に現れた魔物達が侵略者達を撃退していく 「黒水晶が生み出した魔物達により『イース』は救われたかに見えた・・しかし」 黒水晶から生み出された魔物達が今度はイースを襲いだした、逃げまとう人々が次々に殺されるか食われていった 「自分達が犯した罪を呪った神官達は黒水晶を地中深くに隠し天空へと大地を切り離したのだ」 アドル「それが、イース・・・」 「アドルよ聖剣を持つ勇者を探せ、聖剣こそが黒水晶を破壊できる唯一の剣だ」 アドル「待ってくれ!、聖剣とは!、黒水晶とはいったい!」 「聖域に行け!神官の像を!」 アドルは光に包まれた バノア「気がついたみたいね」 アドル「ここは?僕はいったい」 バノア「安心してここはランスの村よ、あなたは村に着くなり倒れてしまって二日間も眠っていたの、此処に運ばれた時は酷い怪我だったんだから」 アドル「そんなに眠っていたのか・・・」 バノル「けど、それだけ動ければもう安心ね、お腹が 空いているでしょうお待ちなさい、何か持ってくるから」食事を終えるとアドルはリリアの事を訪ねようとした、すると突然村人がバノアの家に飛び出した 村人「大変だ!!!ラスティア廃坑で落盤があって!リリアが中に!!!」 ポポイ「じゃあ、兄ちゃんも元は地上の人間なのか」 アドル「ああ、エレシア大陸の西から来たんだ、君は?」 ポロム「オイラ、昔の記憶が無いんだ、だから自分が何所で産まれて何所から来たのか全然わかんないんだ、それで記憶探しの旅に子分達と旅に出てるんだ、けど、旅の途中でモンスターに襲われちまって気付いたら村の皆に助けられてたんだ」 アドル「子分?一緒じゃなかったのかい」 ポポイ「知らねえや、今頃何所で何をしてるのやらオイラがいねーと何もできねーからなアイツ等」 ラスティニア廃坑に閉じ込められたリリアを助けにアドル達は廃坑を進んでいた、何人かの村の自警団は助けに行こうとしたが長老が制した、自警団である村人達は人数が少なく、これ以上必要な人間をさく事は避けたかったのだ、いくら魔物の追撃が少なくなったとはいえ安心は出来ない、かと言ってリリアを見殺しには出来ない、村人達は苦渋の選択を迫られた時にアドルが救出を名乗り出たのだ、よそ者一人にイイ格好させないとポポイも救出に同行を名乗り出た、アレックスは村の自衛の事もあり残る事にしたのだ ポロム「ま!ここはオイラに任せてドーンと構えて、うわああ」 先頭を切っていた、ポロムが突然消えた、どうやら運悪く足場の脆い場所に足を突っ込ませたようだ アドル「ポロム!」 ポポイ「ひええええ」 落ちる寸前で持っていた杖を壁に突き刺して難を逃れたが、地面まではかなりある、落ちれば一たまりも無い即、転落死だろう ポポイ「ひええええええ」 アドル「待っていろ!今助けるから!」 手を伸ばそしてポポイの腕を掴み上げた ポポイ「ヒー助かった!サンキュ〜」 ポポイの落ちた穴を覗き込んだアドルはある事に気付いた、舌は廃坑の内装と明らかに違うのだ リリアは頬に感じた冷たい感触に目を覚ました、体を動かそうとすると足に鋭い痛みを感じる、どうやら挫いたようだった、アドルの傷に効く薬草を取りに廃坑に入り込んだは良いが、魔物に襲われ奥まで逃げ込んだ、しかし途中で落石が起こり、おまけに落盤に巻き込まれたと思ったらいつの間にか気を失っていたようだった、それにしても此処は何所なのだろうか?廃坑にしては妙だった神殿の用な造りに神官の姿をした象が6対ならんでいた、側にあった木の棒を杖代わりにして出口に行こうとした時、何かが上から滴り落ちてきた、上を見上げるとソイツは居たカタツムリのように二本の目を角のように尖らせ、リリアを見つめていた大きく開いた口には歯が無く水滴と思っていた物はそいつの唾液だった、廃坑に住むオオナメクジだ、はり着いていた天井が重さに耐えられず、崩壊する、瓦礫を押しのけ巨大な体をリリアに向ける、あまりにも気味の悪い風体と死に対する恐怖心から彼女は悲鳴をあげた、 ボン!オオナメクジに爆炎が上がる アドル「リリアー!!」 アドルがオオナメクジの体を二つに切り裂いた 二つに分かれたオオナメクジの胴体は土煙をあげて倒れた アドル「大丈夫かい、リリア?」 リリア「ええ、けど出口が・・・」 ポポイ「心配ないぜ、オイラ達が来た道が出口とつながってるんだ、さっきの化け物が来ないうちに引き上げようぜ」 アドル「ああ、そうだなリリア立てるかい」 その時神官の像が一斉に光りだし、光の中から一人の人物が現れた ポポイ「うひゃああ、出たー」 アドル「これは!?」 光はアドル達に語り掛けた 「よく来た、赤毛の剣士と妖精族の子よ」 アドル「ダルク・ファクト?!」 光の中から現れたのは、かつて彼がダームの搭で戦って倒したダルクファクトだったのだ ダルク・ファクト「聞け、赤毛の剣士と妖精族の子よ今世界に破滅が訪れようとしている、かつて『イース』を破滅に導いた二つの災いが目覚めようとしている」 アドル「二つの災い?」 ダルクファクトの頭上に映像が浮かび上がった それは『イース』よりも巨大な二つの物体だった、一つは山のような形をしており幾つ物の剣の形状をした砲台を備えていた対する一方は巨大な怪物だった4つの腕を持つ緑色の怪物だった、兵器郡や怪物達が何万という双方を護衛するかのように群がっていた ダルクファクト「二つの災いの一つ破壊の神シドーはイースが作り出した魔物をも操り、イースを手に入れんとした侵略者の王も要塞の力で魔物や機械の兵を創り出したのだ両者の持つ凄まじい力に幾多の土地が崩壊していった天空に浮かぶ『イース』も例外ではなかった、そこで神官達は聖剣を持つ勇者と共に戦いを挑んだ」 シーンはまたも切り替わり聖剣を持つ勇者ロトが現れる、彼の背後には6人の神官達と様々なや機械兵や魔族や民族達が従っていた ダルクファクト「聖剣を持つ勇者ロトは神官達と英雄達を率いて長い戦いに勝利し、破壊神シドーの亡骸の一つをサルモンの神殿へと封印した・・・アドルよ6つの神官の像を集め、魔物の領主ダームの待つサルモンの神殿へ行け」 空中から鷹の象が光の玉に包まれてアドルの元に降りてきた ダルクファクト「魔道の力を持つ象の一つだ『鷹の像』だ、もう1つの象は聖域にあるアドルよ我等が願い託したぞ・・・」 |
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