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ヒモと呼ばないで9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。 |
■ 2004/01/02 (金) CRY FOR THE MOON |
昨日の問題はとりあえず今日の段階では、音沙汰無し。
それでも、気持ちのざらつきは治まらず、出入チェックで当人と顔を合わせることを考えるだけで憂鬱になる。 しかし、当事者は休みのようで、今日の所は危機は回避された、というところか。 今回、俺は自分に非がないとハッキリ言いきれるからまだいい。 詳細を隊長、それに一番信頼の置けるAさんにも話したが、双方ともに「気にしなくても大丈夫」とのことで、心配もないようだ。 しかし、「ダメ」生活の長い俺はつい想像してしまう。 もし、これが「俺のせい」だったら、ということを。 今回の場合なら、俺がドアを閉めるとき確認しないで、彼の手を挟んで、または、施錠すべきをしなかったため、彼がケガをし、その結果として「さっさと開けろ、ゴラァ!!」になったとしたら…。 従業員A「ねえ、聞いた?○○課のM君、そうそうあのカッコイイM君が、今度新しく来た警備員のせいでケガさせられたんだって!」 同B 「マジで?!カワイソー、M君。っていうか、ムカツクよね、あの警備員。」 A 「お前なんかなんにも分かってないくせに、制服なんか着て、偉そうに指図してんじゃねえよ、って感じ」 B 「だよねー。でね、M君その時に『さっさと開けろ、ゴラァ!!』って怒鳴ったんだっ て」 A 「当然じゃん。っていうか、言うべきだよね。M君さすがだよね。」 B 「使えないね、あの警備員」 A 「っていうか、辞めさせたいね」 B 「あたしに良い考えあるよ」 A 「何々…」 …我ながら、あまりにありそうな話だと思う。 それにこれって俺に非があるとか無いとか関係ないじゃん。 ターゲットにされたら、どうしようもないな。 いやいや、中学の部活じゃないんだから、さすがにここまでお子ちゃまな従業員はいないだろう。 どうだろう…。 よくわからん。 でも、今日はちょっとしたターニングポイントもあった。 巡回中に少し時間待ちするような状況が生まれて、屋上の巡回を繰り返しをした時だ。 「後8分、…7分か、…待ってるとこんな時間って長いんだよな」 なんて思いながら「上を向いて」みるとやや小さめの月。 半分ちょっと欠けていたか。 黄色とも白ともつかない微妙な色。 大好きな色だ。 周囲にも星が多数、月明かりで雲まで見えて、なんとも言えない美しさ。 なんか嬉しい気分。 今日は元旦のためいつもより2時間い帰途に就くときに、歩きながら、もう一度見上げてみた。 果たして見つけたのは、屋上巡回の時と全く同じ月。 とはいえ時間の経過はあるので、正確に言えば違うんだろうが、俺には「同じ」に見えた。 大げさに言えば、「常にすでにあるもの」の具体的な例を見つけた感じ。 正確には、月にも寿命があるのだから、「常に」あるわけではないが、俺が産まれる前からあって、俺が死んだあとにも存在するのは確かだろう。 なんかいい感じ。 身近に理解を超えた世界がある。 どうしようもない世界だ。 もちろん良い意味で。 でも、これって俺がいつも感じる「しょうがないじゃん」と近いかも。 っていうか、同じじゃないか。 今回の問題が大きくなったり、何かしらの禍根を残すようになってしまったら、多分俺はいつものように「しょうがないじゃん」と言うだろう。 その時に、この月を見上げた時のような気持ちで、その状況を受け入れられる自信がないのは何故だ。 同じ「どうしようもない世界」に直面してるはずなのに。 月に聞いてみようか…なんちて。 聞かないまでも、その時はまた「上を向いて」月を探してみよう。 「緩い上り坂」を歩いている今のうちに。 |
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