人生には必ず邪魔が入る。

【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第一章　人間始めました

第五話

こうしてみると当然と言えば当然だが、スクールカースト以前に園児カーストも存在していた事が分かる。
しかしこの時点では残忍性はあっても陰険性は薄いと言える。知能がまだまだ未発達だからだろう。
つまり残忍性は先天的に備わっているものであり、その後の人生がその大小を左右する。一方の陰険性は後天的なもの。残忍さを満たす為のいわば手段である。
産まれてから死ぬまで人間というのは知恵のついたサルでしかない。
サル山合戦にその生涯を費やしているのだ。
知恵があるだけに、罪である。


その時代に捧げるBGM
まんが日本昔ばなしOP
https://youtu.be/alfBqzy6eFc