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人生には必ず邪魔が入る。

疫病神が疫病神を連れてきました。
疫病神はかわいいワン子を連れていました。
ワン子の不幸を見逃せませんでした。
自分を終身刑とし、不幸を背負う代わりに
何とかワン子を救う事が出来ました。

 ■ 2023/05/16 (火) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】  第五章 第六話 


【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第五章 性欲期

第六話 


中学時代は人生初の体験というのが皆多いと思う。
プロレスを初めて見た。一つ上の兄が凄いプロレスが好きで一緒に見ていたのだ。兄は格闘技全般が好きであった。
しかし少し性格に癖があり学校でのポジションも弟目線の私から見てとてもカッコよいとは言えなかった。思春期の少年同士、兄への敬意の薄さ、それがいろんなかたちで伝わり将来への遺恨を残す事となる。

今から数年前、兄は人生を捨てた。
生きてはいる。何もしなくなったのだ。だいたいその心情は憶測で想像がつく、兄の価値観、その生き方、望んだ人生の何も手に入らなかったのだろう。
兄は今は周囲への恨みの塊でしかない。

しかし私はもう何もしてあげれない。兄のみならず両親に対してもだ。
なぜなら、私は既に寄生虫に取り憑かれ全ての自由を奪われたからだ。

兄とはよくプロレスごっこをした、だいたい私の方が先に飽きる。
思春期ゆえにこんな事をしている自分、好きな女に見せれない姿に嫌悪感を感じるようになったのだ。
兄とはゲームなんかも一緒によくやったものだ。
土曜の夜は遅くまでゲームしてた。
兄の真似をして、格闘技の道場にも通ったが、私はふざけてばかりで兄にとても迷惑をかけたと思う。この道場通いは私の黒歴史でもある。なぜなら一ミクロも強くなろうとせず、案の定強くなれなかったからだ。
学校の同級生にはずっと隠し続けていた。
私のカーストポジションゆえの事。とても話せなかった(笑)

兄は仲良くしていた時期もあるが悪くなる事も多くいつの頃からかついには口も効かなくなった。
私の人生で唯一、グーで人の顔を殴った事があるのがこの兄だ。
高校生の頃だ。電話でいろいろとやり取りがあり、それが気に食わなかったのか帰宅するなり私に因縁をつけて絡んで暴れはじめた。殴った。とてもショボいパンチだったと思う。

あの若き日に起きた様々な事
歳ばかりとった今
その過去を一緒に笑って話せない今が、何よりも残念だと思う。

人生って、やっぱり漫画のようにはなりませんね。



その時代に捧げるBGM 
徳永英明 レイニーブルー
https://youtu.be/hOrmu8X2A1g






名前

内容

日記主 日本の格闘技って暴力団による利権の巣窟らしいですね。ゆえに長続きしない。K1にしろPRIDEにしろ変な終わり方したように。PRIDEなくなったぐらいから格闘技見なくなりましたね、私は。でも最近は井上尚弥はチェックしはじめました。ツベでたまに見ます。 (23/05/17 08:12)
日記主 兄はたぶん新日派だったと思います。就職して金ができてからレガース持ってたかもしれません。(笑) (23/05/17 08:08)
記入なし 世代的にお兄さんはUWFが好きでレガースを持ってませんでしたか? (23/05/16 19:24)
記入なし 自分は、格闘技、大好きですよ(*^_^*) 観るだけですけどね(・∀・) (23/05/16 17:51)


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