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爺放談


 ■ 2009/10/26 (月) 大変申し訳ございません・・・・・・


長いようで短い間でしたがこの無職COMの皆さん、私は一身上の都合でお別れしたいと思います、また、今書いている日記を途中で投げ出す事の我侭をどうかお許し下さい。

そして、こんな私の拙い文章を今までご覧頂き、本当に有難うございました。本当に心より感謝しております。

この様な日記や掲示板は私には初めての経験で本当に色々と勉強になり、ましてやここのサイトの趣旨である「無職」と言う掲示板だけに全国の方達の生の声を聞ける貴重な経験をさせて頂いた事は、私にとっては本当に良い経験となりました。

名残惜しいですがこの「むしょくCOM」の皆様、これからもご多幸を祈りつつお別れの言葉とさせていただきます。本当に有難うございました。


最後にこの日記を読んでくださった皆様のお一人お一人に心を込めてお別れの挨拶を記して最後と致します。

 
「まりあさん」 私の拙い日記にいつも暖かいコメントを残して頂きました。本当に私は貴方に見て頂きたい為に書いていた事もあったほどです。本当に有難うございました。これからも旦那様と可愛いお子様と共に現在よりも更により良き人生を歩んでいく事と願っています。本当に有難うございました。またいつかどこかでお逢いしましょう・・・

「ミネヤっち」 スゴイ年下の癖に生意気な事ばかり言ってんじゃねーぞ!本当にお前って奴は世の中をなめてんじゃねーぞ!早く仕事を見つけろよ!ついでに早くいい女見つけて奴隷のように働けよ!最後にこれまで本当に有難う!じゃな!^^

「壷中の天さん」 このサイトでリアルにお会いしたいと思った初めての方でした。今も元気にしておられると思いますが如何でしょうか?エピフォンの調子はどうですか?練習してますか?私はなかなか時間が取れず、せっかく買ったギターも埃をかぶっております・・・ではこれまで本当に有難うございました、またどこかで・・・・

「ダメオさん」 短い間でしたが貴方との会話が今も心から離れません、現在もお忙しくしている事と思いますが、どうぞお体を大切にして下さい。本当に有難うございました。

「にゃ〜ごさん」 いつも穏やかで、それでいて心に届く貴方の文章やコメント、私は本当に貴方のファンだったのですよ!^^今まで本当に有難うございました。

「由良っち」 誰よりも女らしく、そして誰よりも優しい女性の由良っち!貴方の彼氏になった男は本当に幸せ者なんだけど世の男共はそんな由良っちに甘えてしまうんでしょうね!でもいつか、そんな由良っちの良さを分る男が出てきます!それまでは旅を諦めないで!ではまたどこかで・・・・・

「サイコロさん」 この日記の最初の頃から励ましのコメントをたくさん頂き本当に貴方のおかげでここまで続けることが出来ました、本当に心から感謝しております。貴方の思慮深いコメントは私の日記を一番理解してくれていると思っております。これまで本当に有難うございました。ではまた、お元気で・・・・・

「腐敗官僚さん」 博識で、貴方の方こそ何者?やはりゾンビだったのでしょうか?^^これまで本当に有難うございました!^^

「りこぴんさん」 頭脳明晰で、その読解力と分析能力はこの無職COMでは一番一目を置いていました。しかし何か儚さも併せ持つ貴方には、私はなにか特別なイメージを貴方に抱く勝手をお許し下さい。貴方に今後も幸多かれとお祈りしております、本当に有難うございました。

「ぱぱりんさん」 どんな辛い状況も、全てお笑いに変えてしまう貴方のショーマンシップには頭が下がる想いです。特にこのご時勢、淀んだこの時代においては貴方のような方が一番重要な人物なんです。貴方の現実はそんな簡単な物ではないと思いますがそれでもピエロを演じる貴方の姿勢は、この無職COMでは欠かせない存在である事は周知の通りでしょう。これからも貴方の底抜けに明るい書き込みで多くの人達を救ってください。これまで本当に有難うございました。

「40代おやじさん」 ぱぱりんさんと同様この無職COMでは欠かせない人物、その物腰の柔らかい柔軟な姿勢は多くの人達の心に響く事でしょう、これからも多くの人達の良きアドバイザーとして悩み多き人達の心を汲んであげてください。

「めとろんさん」 やはりこの無職COMには欠かせない皆さんのアイドル的存在は、多くの人達の心の支えとなっている事でしょう、貴方のその小気味良い書き込みは、中には誤解を生じる事も有るでしょうがそれでもそんな書き込みのおかげで癒されている方々もたくさんいる事が貴方の日記のコメントの多さで証明されています。女手一つでこの生き難い社会を生き抜くその姿勢はこの無職COMでは多くの人達に希望と支えとなっている事でしょう。貴方のこれからの人生に大いなる幸訪れる事を心から願ってやみません、どうぞお体に気をつけて・・・・・

「下っ端公務員さん」 この無職COMに本当に欠かせない存在であることは言うまでもありません、貴方のその優しさに気付く事、伝える事はこの社会では本当に難しい事でしょう、もちろんそんな事は重々承知の上であえて臨んでいる事でしょうから・・・
しかし、なかなか伝わりにくい貴方のその立ち居地も、貴方がこれまで続けてくれているおかげで既にどれだけの方達が救われたのでしょう、私の様に途中で投げ出さず、この先も続けていくでしょうこの姿勢は、いずれ更に多くの人達の共感を呼び、更に多くの人達の助けとなるでしょう。本当に心から感服いたしております。そしてこれまで本当に有難うございました、ではまたどこかで・・・・・

「ここへさん」 いつもコメント本当に有難うございました。また途中で降板してしまう事本当に申し訳なく思っております。こんなだらしない私ですがこれまで応援してくれた事を本当に心から感謝しております。本当にごめんなさい、そして有難うございました。

「名無しさん」 せっかくファンクラブ設立して頂いてこれで終わってしまう我侭をどうかお許し下さい、でも、P子ちゃんには貴方の事は伝えております!そうした所、彼女は本当に喜んでおりました!もし名無しさんの住所が分ればP子ちゃんの使用済み・・・・・私はどこまでも変態ですね!^^

「軍神殿」 師匠!申し訳ございません!この様なだらしない私をどうか叱ってやってください!!!!これまで本当に有難うございました!釣り、頑張ってください!所で軍神殿はやはりライバルは釣りキチ三平ですか?^^

「はむさん」 私はこの無職COMでは何故か和める方でした、どこか自然体で、何も気負うことなく表現されているはむさんの日記はいつも楽しみにしておりました。
貴方の表現されている文章は貴方自身を良く表している様に思い、その文章から伺える貴方の性格は本当に優しく、それでいてしっかりとした姿勢が伺えます。そんな貴方ならこれから先も奥さんとなる方もあなたの関わる全ての方も皆が幸せな方向へと向く事でしょう。これまで本当に有難うございました。ではまた・・・・

「36才のおっとこさん」 何が有ってもマイペースを貫くその姿勢は、ある意味下っ端公務員さんに通じる部分が有る様に思えます!^^貴方の存在も、この無職COMには無くてはならない存在でしょう!いつの日か!貴方が競馬で億万長者になる事を切に願っております!^^

「うつから復活さん」 腐敗官僚さんと同様とても博識な復活さん、少し神経質な面も見受けれますがそれも貴方の良い部分ですよね、いつも奥さんと可愛いにゃんこをとても大事にされていることが伺える日記、「ポチっとな攻撃」は私の大好きな表現でした。これからもお体を大事にしてご家族が平和でありますよう心から願っております。


それ以外の方

      5r53tnさん よもやんさん emuさん  スチャラカ係長さん fさん

      調和さん さむいぼさん 敗北者さん 栄さん ZEROさん 

      あおねこさん ユラユラさん ビタミンFさん うっきーさん 

      普通人さん 古株さん th1969さん アズール卿さん 

      ポメラニアンさん ボンさん ザザエさん 蜂須賀さん 

      まりおさん 43歳さん 通過さん 38毒男さん 豊臣秀吉さん

      ポール・マッカートニーさん リアンさん 43才の男さん K7さん

      ジョン・レノンさん 明智光秀さん 徳川家康さん スダチさん

      はぐれ雲さん ユミガイさん 41才の男さん 支援さん おやじさん

      30代おやじさん 向丘さん 潮さん 狭き扉さん 講談社編集部さん

      小学館編集部さん さいとうたかをさん


それと最後にナイト2009さん

最後に一言だけ・・・・・あまり細かい事にこだわらない様に、人ってケッコウ良いものですよ、貴方の日記があれだけ注目された事実を良く考えてください・・・・

      
そして、この無職COMのみなさん・・・・



本当に有難うございました。

心より感謝しております、どうか皆様、より良い未来を作ってください。

では皆様、さようなら、またどこかで・・・・・・・


 


名前

内容

まりあ 今年はたくさんのあたたかいコメントなどを頂きありがとうございました(*^_^*) 来年は今年以上に良いお年となりますように。 (11/12/28 11:55)
まりあ あけましておめでとうございます(*^_^*) (10/01/01 14:30)
ぽぽりん 凡人の私には想像もつかないことがきっとあるのでしょうね・・・楽しかったです。お疲れ様でした(●´。`●)ほっ!  (09/11/06 01:30)
あおねこ@ 他人に感謝すると言う事は大切な事ですね・・・最近そんな大切な事を忘れていたように感じます。 (09/10/28 22:26)
サイコロ 再見 (09/10/27 23:54)
軍神 全国どこにいても達者で暮らすように、命さえあれば何度でも人生やり直せる、日本人として武士道魂や誇りを忘れないように、それと釣りキチ三平は尊敬はするが所詮は空想上の人物、私は現実の人間、しょせん敵ではないし、死ぬまでに10万匹を釣ってみせる、真の敵は我が心中にあり、以上〜さらば。 (09/10/27 02:43)
名無し ピ、P子ちゃ・・・・・ (09/10/27 00:28)
はむ お疲れ様でした。僕も貴方の文章にはいつも引き込まれていました。そして意味の深いコメントにもいつも考えさせられていました。さすが人生の先輩だなぁと。しかし出会いあれば別れあり、それは仕方のないこと。またどこかでお会いできるといいですね。お元気で^^ (09/10/27 00:19)
ナイト2009 しかし、なぜ私が最後のコメントとして書かれているのかが疑問。別に悪く思っていないので。 (09/10/26 23:28)
リトル 気が向いたらまた来てください。 (09/10/26 21:48)
ここへ ホームレス〜楽しい表現力豊かで面白い日記でした。仕事が忙しくなったのでしょうか。お元気でご多幸をお祈りします。 (09/10/26 21:12)
まりお お疲れ様でした。若輩者ですが那覇での親睦会では宜しくお願いします。また嫁の日記に突っ込みを入れてやってください。 (09/10/26 21:00)
にゃ〜ご 私の方こそ、つたなぃ日記にお付き合ぃくださった事。。ありがとうござぃました。はいむるぶしさんも、よぃ未来を^^お体、ご自愛下さぃませ。ありがとうござぃました。。^^ (09/10/26 20:42)
まりあ あ、そうそう…。「山登り中に気分が悪くなったら、引き返すことも勇気」なんですよね。以前、貴方様の日記を拝見した思い出を、わたくしは懐かしく思います(*^_^*) これからも体に気をつけて奥様とロンテちゃん?と陽気にお過ごしくださいね。そして、状態像が落ち着いて、スケジュールに空きがあった時にはこちらの、皆さんの日記に遊びに来てくださいね。またね(^ё^)ノシ (09/10/26 20:34)
告発者 ★編集勃起★作者の都合で今回で打ち切りとなりました。短い間でしたが応援ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。(≧▽≦)イジルキャラ1人減っちゃったYOヾ(≧▽≦)ノ (09/10/26 19:44)
ナイト2009 俺もは→俺は (09/10/26 19:03)
ナイト2009 ・・・・。俺は今、貴方の日記を読み、感慨にふけっている。俺もは冷たい心のはずなのになぜ、切なく感じるのか・・・。 (09/10/26 19:02)


 ■ 2009/10/24 (土) 愛と青春の旅立ち・・・・・23


彼はその日から仕事と金策に明け暮れました。

もともと彼が持っていた貯金、もちろん彼にそんな大金を持ち合わせている訳も無く、当然ながらこの様な理由からは銀行も貸してくれる訳ありません。

結局彼が出来る金策と言えば、両親と友人、そして会社の貸付制度、その他はあらゆる金融機関へと行き着くのでした・・・・・

もちろんこの相談はこの筆者である私にも当然舞い込んできたのでした。


「おい!マジか?しばらく何の相談も無いと思っていたらなんか凄い事になってねーか?」

「そうなんだ・・・・そう言った訳でどうしても5千万用意しなきゃならないんだ!」

「おいおい!そんな事マジでするつもりかよ!いくら好きだからってこれは行きすぎだろ?」

「現実を考えると俺もこれは行きすぎだと思う、でも、もう後戻りできねーよ!今の俺じゃもうママ無しでは考えれねーよ!」

「お前少し本当に冷静になれよ!それよりこの事を当の本人のママは知っているのか?」

「いや!知らないと思う・・・・」

「なんだ?それじゃママの知らない所でこんな騒動になっているってか?」

「うん・・・多分・・・・あの男が言わない限りママは知らないと思うし、あの男はそんな事をペラペラ言うタイプではないと思うからこの先も知らないと思う・・・」

「じゃー当然の疑問として聞くが、その男はその金で本当にもうママに付きまとわないと言う確証があるのか?それとその金を払って本当にママがお前の物になると言う確証は?」

「・・・・実は・・・・両方とも確証は無い・・・・」

「お・お前・・・そんな曖昧な事で・・・・・」

「分ってる!そんな事はお前に言われなくても自分が一番良くわかってるよ!でもどうしようもねーんだ!今の俺はこうする以外どうしようもねーんだ!」

「騙されているかも知れねーぞ?それでも本当にいいのか?ヤクザの言う事をいちいち真に受けて、その男が言っている事全てが嘘かもしれんしママのこれまでお前に対して取ってきた姿勢も全て演技かもしれないんだぞ?それでも本当にいいのか?」

「そうかも知れん!そうかも知れんが惚れた俺が悪いんだ!どんな事を言われても惚れている事は間違いない!だから騙されていたとしてももう俺にはこれしか出来る事は無いんだ!」

「その代償が5千万では洒落にならん額だぞ!」

「そうかも知れん、でもこれが本当で、もしこれを揃える事が出来てママが自由のなって何のわだかまりも無くママと一緒に居れる事が出来たなら、俺は、俺は絶対後悔しないと思うし、それよりも俺が今これをしないでママを諦めたらもっと、この先もずっと後悔すると思う・・・・」

「たかだか女一人のことじゃねーか?今諦めてもいずれ違う女に惚れてこれまでの事は忘れちまうよ!そうなった時、今やめといて良かったって絶対思うぞ!」

「その可能性は否定せんが今の俺では考えれん・・・・」

「悪い事はいわん!絶対止めとけって!こんなばかばかしい事!」

「・・・・・・・・」

「な?違う女へ行こう!そういやお前に惚れているP子ちゃんって居るじゃねーか!とりあえずその子で良いじゃんか!あの娘だってエロいし相当可愛いぞ!」

「いや・・・・」

「何贅沢言ってんだ!あの娘だってお前には勿体ねーぐらいだ!贅沢こいてんじゃねーぞ!」

「だめだ!やっぱりダメなんだ!他の女の事なんて考えれねー!何を言われてももうやるしかねーんだ!」

「病気だ・・・・・コリャ本当に病気だ!でもそんな事を言ってももう仕様がねーな!」

「そうなんだ!もう俺は病気なんだ!だからもう諦めてくれ!」

「分った!もう何も言わん!病人に何言ったってしょうがねー!でもこれは言っとくぞ!もし結果的にどうなっても自分でしたことなんだから誰の責任でもない自分の責任なんだからな?」

「分ってる!」

「本当か?本当に分っているか?」

「分ってるって!」

「もしこれが全て騙された事であっても誰も恨んじゃいけないぞ!例えそれが騙した本人であるあの男も、そして・・・・・」

「分ってるって!それが例えママであってもって言いたいんだろ?」

「そうだ!その通りだ!」

「分ってるよ・・・・・それはあまり考えたくないことだが分ってるって・・・・」

「そうか!それなら良い!この事は全てお前が始めた事なんだからな!」

「・・・・・・」

「それで今日は俺に何か言いたいんだろ?こんな話をしたいんじゃねーだろ?」

「そ・・・そうなんだが・・・・」

「言っとくけど俺はそんな金持ちじゃねーぞ!それを踏まえて言えよ!」

「分ってるよ!出来ればで良いんだ!出来ればで・・・・・」

「幾らだよ?」

「お前のできる範囲で。」

「じゃ2千円な!^^」

「そ・そこをなんとか!なにとぞ何とか!」

「本当に洒落になんねーよ!何で俺がそんな事に協力しなきゃなんねーんだ?俺に何にも良い事ねーじゃんか!それよりどうせ騙されると分っている事になんで大金を貸さなきゃなんねーんだ?どう考えてもおかしいだろ?」

「い・いや!そう考えてしまったら話は終わっちゃうよ!何事も前向きに!」

「分った!じゃー前向きに考えてどうやって返すんだ?」

「あ・そ・それは!俺ももう直ぐこの先重要なポストに着くし、昇給もするし、そしたらボーナスも上がるし・・・・・」

「確かにお前の所は給料良いもんな!でもその話じゃ返すのに相当時間が居る話だな!」

「いや!そんな事は無い!あっという間だよ!年月なんてあっという間!」

「お前それは貸す方が判断する事でしょ!本当になんでこんな友人を持ってしまったかな〜!それが俺の敗因だな・・・」

「ま〜ま〜これも何かの縁!何事も良い方向で考えましょうよ!^^」

「それもこっちが考えること!お前が言うんじゃね〜!」


結局、私も彼にお金を貸すハメとなりました。

しかし、私などの貸した金額では目標金額に達するには程遠いものでしょう。

彼はその後も金策に明け暮れ、細かい部分は聞けませんでしたが当然消費者金融にも手を出した事と思います。

そして、約束の一ヶ月ももうそろそろと言う時、彼は久しぶりにママの店へ足を運ぶのでした・・・・・・


「いらっしゃいませ〜!」

「お久しぶりです!」

「ま〜どうなされていたのですか?少し心配していたのですよ!何か有ったのですか?」


彼は久しぶりに会うママを見て、なんか少し後ろめたい気持ちを持ちながらもママのエスコートでテーブルへと歩んでいきました。


「お仕事!お忙しかったのでしょうね?お会い出来なくて寂しかったですわ・・・」

「いえ!仕事の方は何時もとそれほど変わりありません・・・・」


ママは男の話は全く触れようとせず、他愛の無い話を続けて時にはお酒を作ったり灰皿を変える指示を出したりで、その場の雰囲気は何か不自然なものとなっておりました。


「そろそろ私、他の席へ参りますね、今日はどうぞごゆっくりして行って下さい。」

「はい!そのつもりで来ました!」

「フフ!ではごゆっくり・・・」

「ママ!」

「ハイ!」

「ママ!今日は無理を承知で伺いますが、今日はアフターお付き合い願いませんか?」

「えっ?」

「どうしてもママにお話があるのです!ですから・・・・・」

「分りました!・・・・では前に落ち合ったあのお店で・・・・」

「あ・ありがとう・・・・」


そうしてママは別のテーブルに向かい、ママの代わりにやはりP子ちゃんが着きました。


「よ〜〜〜〜し!やっと会えた〜〜〜〜!」

「・・・・・・・」

「何よ!もう!せっかく会えたのに〜〜〜!なに〜〜〜このリアクション!」

「あ・ごめんごめん!」

「ハイハイ!どうせあたしゃ××様の眼中になんか居ませんよね!プンプン!」

「ごめんなさい!そんな事は無いんだけど今日はちょっと・・・・」

「はは〜〜〜ん!なんかあったな〜!どうせママがらみの事なんだろうけど!」

「い・いや!仕事だよ仕事!」

「良いよ!どうせ何を聞いたってあたしに関係が無い事は明らかなんだから!」

「そ・それは・・・・・そうだけど・・・・」

「それにしても・・・・・」

「それにしても?」

「それにしても××様に会うといつも思うんだよね・・・・」

「なにを?」

「私ってそんなに魅力ないかな〜?」

「そ・そんな事無いよ!P子ちゃんは思いっきり魅力的だよ!そんな事当たり前じゃん!」

「これでも私を指名してくれるお客様もケッコウ居るんだよね!それにあたしってケッコウきわどい衣装じゃない?指名客じゃなくてもあたしが横に着くとケッコウ喜んでくれるお客様も多いのよ!」

「そ・そう思うよ!」

「でも××様ってあたしの衣装なんか全然目に入ってないでしょ?分る?この衣装?こんな衣装着た女性が横に座ったら普通胸元に目が行くでしょ?どうなの?」

「そ・そりゃそうだよ!だから目のやり場に困るよ!」

「うそ!うそうそ!全然気にしちゃいないでしょ!ほら!こうやってちょっと前に屈むだけでビーチク!見えそうなんだよ!」

「ば・ばか!だからってやることねーだろ!」

「えっ?見えた!あたしのビーチク!^^」

「ばか!見てねーよ!何時まで屈んでんだよ!早く戻せよ!」

「なによ〜〜〜!せっかくサービスしてんのに見ないの〜!こんなサービス他の人には頼まれたって絶対しないのに〜!もったいない〜!」

「分ったから!もういいだろ!」

「これなんだよな〜!だからなんか傷つくんだよな!なんで××様にはあたしの魅力に気付かないんだろう?ね〜〜〜なんで〜〜〜〜!」

「しらねーよ!」

「ぶぅぅぅぅぅ!」


何時もの如くのP子ちゃんの明るさのおかげで、彼はこれまでの事を忘れる事が出来た事と何時ものテンションを取り戻し、本当にいつもP子ちゃんの天然な?気遣いに癒されている事を感謝するのでした。


「ところで××様!もうあの男に会ったの?」

「えっ?」

「だって××様ってじっとしているタイプじゃないもん!どうせもうなんかしらのアクションはしているんでしょ?」

「う・・・・・うん」

「やっぱりね!そんな事でしょ!今日はそれを言いにママに会いに来たんでしょ?」

「うん・・・・・・そうなんだが・・・・・」

「ま〜!なんか訳ありよね!まっいいや!これ以上は深追いやめよ!聞くと不愉快になっちゃうもんね!」

「それもそうだね!聞かない方が良いよ!」

「あ〜〜〜〜〜!そんな言われ方したら聞きたくなっちゃうじゃ〜ん!もう〜〜〜!ね〜!何が有ったの?????」

「P子ちゃんには関係ないよ!」

「あ!なんかムカつく〜!その言い方〜!言っとくけどあたしのおかげで男の居場所が分ったんですからね!そこんとこ分ってんの?」

「そ・そうだよね!ごめん!関係無いって言い方は悪いよね!ごめん!」

「わっかればよろし〜!・・・・・それで何が有ったの?」

「い・いや・・・・大した事無いよ!」

「大した事無いんだったら言っても良いじゃん!ね〜ね〜!何が有ったのさ?」

「ほんの少し・・・・」

「ほんの少し?」

「ほんの少し金が要るんだ・・・・」

「お金が?」

「そう・・・・・」

「それでそのお金は有るの?」

「・・・・・・・」

「大丈夫なの?・・・・・・・お金・・・・・」

「まー!何とかなるよ!もうじたばたしたって仕様が無いし!成る様になるよ!」

「そうなの・・・・・・・幾らか分んないけど・・・・・・あたしが何とかしようか?」

「えっ?」

「あっ!ごめんなさい!偉そうな事言っちゃって!本当にごめんなさい!・・・でも・・・・あたしで出来るなら、お金!なんとか出来るかも・・・・」

「な・・何を言ってんの!そんな事・・・・それこそP子ちゃんには関係が無い事だよ!」

「ううん!そんな事無い!関係はあるよ!」

「なんの?」

「だって・・・・」

「だって?」

「だってあたし・・・・・・××様のこと・・・愛してるもん!」




つづく





名前

内容

はいむるぶし 皆様、これまで本当に有難うございました!心より感謝しております!私の一方的な我侭をどうぞお許し下さい!それでは・・・・・ (09/10/26 15:47)
腐敗官僚 爺放談っというか・・・妄想じゃねw (09/10/25 18:02)
まりあ はいむるぶしさん、お金貸しちゃったの?…お人好しなんだから^^ この主人公さんは現在どんな殿方になっておられるのかしら?許可を取ってからその辺も書いてね^^ (09/10/25 16:58)
告発者 またネタ切れで打ち切りになるかと思ったm9(・∀・) (09/10/24 23:43)
名無し P子ちゃんキターーー!ビーチクもキターーー!。金を渡すか?P子ちゃんの愛を受け取るか?さあ、どっちだ。 (09/10/24 23:40)
ここへ 友人もP子ちゃんも恋は盲目というやつなんでしょう。最後はどうなるのかな。楽しみにしています。 (09/10/24 21:30)


 ■ 2009/10/19 (月) 愛と青春の旅立ち・・・・・22


いきなりの男のこの申し出に、彼はどう反応してよいか戸惑っていました。


「ま〜そうだな!とりあえず値段を決めんと君もどう言えば良いか分らんだろう!」

「・・・・・・」

「とりあえず彼女を前の男から切るのに要した3千万、そして彼女が無一文からここまで暮らすのに要した金が・・・・・・・」


男は金の計算をぶつぶつと言いながら電卓をはじき出しました。


「良し!これでどうだ!」


一体いくらの値段を彼女に付けたのかを彼は固唾を呑んで聞きました。


「君の現在の立場、もちろん給料やおおよその貯金、その他の君の交友関係や両親、その他君が現在所有している社会人としての肩書きを考慮し、社会的信用での公的機関からの君への貸付金額、等を考えて・・・・・」

「ゴク・・・・・・」

「まーざっと1億だな!」

「えっ?い・・・一億ですか?」

「そうだ!1億だ!」

「な・なにを・なにをいっているんですか!僕にそんなお金が用意できる訳無いでしょう!何を言っているんですか!」

「そうか?そんなに無理な金額かい?」

「当たり前じゃないですか!僕が幾つと思っているんですか!こんなまだ若造が1億なんて!逆に聞きたいぐらいですよ!どうやって用意できるんですか!仮に僕が1億もお金を用意できたらそっちの方がおかしいでしょ?」

「ふふ!そうか!」

「当たり前ですよ!何を言っているんですか!」

「人一人の値段が、しかもそれが愛した女ならそれ程高い金額とは思わんが!」

「確かに倫理的に人一人の値段を1億とするのは安いかもしれませんがそれとこれとは話が別でしょ?実際に1億を揃えるとなったら話は別ですよ!」

「まー確かに君ではそうかも知れんな!では私も少し譲歩を使用ではないか!」

「えっ?」

「確かに君の言うとおり、君の年齢では1億はそうは揃えれる奴はおらんだろう、ではその半分の5千万でどうだ?」

「えっ?」

「それなら今の君なら何とかなる金額だろう?私もこれ以上は譲歩できん!彼女に費やした最初の金が3千万、それと彼女に掛けた金が少なく見積もっても1千万は掛かっている!マンションと店に掛かった金は今後も私が所有するのでそれは良いとするが残り1千万は私への背任行為としての慰謝料だ!」

「5千万!」

「そうだ!5千万だ!」

「僕にとっては1億も5千万もそれほど大差は有りません!それ位途方も無い金額です!そんなお金を用意できる訳が無い・・・・・」

「そうか?では諦めるが良い!別に君に売らなくても他にいっぱい居る!別の奴に相談するだけだ!」

「別の奴?」

「そうだ!それぐらいで買う奴は他に居るだろう!」

「なんて事を・・・・ママを・・・ママを売り買いするなんて・・・・」

「今一度言うが私は慈善事業をやっているわけではない!それが人であろうが物であろうが私には関係ない!儲かることは何でもする!それがこの業界だ!」

「・・・・・・・」

「では話は終わった!早々に引き取りたまえ!」

「ちょっと待って下さい!」

「なんだ?まだ話が有るのか?」

「何とかします!」

「うん?」

「僕が何とかします!だから少し時間を下さい!お願いします」

「何とかするってどうするのだ?先にも言ったがこの業界は現金主義だぞ!分っていっているのか?」

「分っています!しかし今の僕には今すぐにはそれ程の大金は用意できません!しかし・・・」

「しかし?」

「しかし!絶対何とかします!ですからそれまで少し時間の猶予を下さい!お願いします!」

「どれぐらいの時間だ?まさか1年も2年も待てと言うんじゃないだろうな?」

「分っています!僕にももうそれ程時間の猶予が有る訳ではありません!」

「それでは何時までだ?」

「1ヶ月!」

「1ヶ月?」

「はい!1ヶ月で何とか揃えて見せます!ですからそれまで猶予を下さい!お願いします!」

「分った!1ヶ月だな!では1ヵ月後、またこの事務所で待っていよう、もしそれまで待っても何の答えも無い場合は他にこの話は持っていくからそのつもりでいろ!」

「分りました!絶対何とかしますからそれまでは・・・・・」


とうとう彼は、男の言うその条件を飲んだのでした。




つづく




名前

内容

まりあ そうそう。自然の摂理に逆らって一人にしてもらわなきゃw (09/10/25 16:56)
告発者 おい自慰!何人アイドルがいるんだよ( ̄ε ̄ ) (09/10/25 00:19)
はいむるぶし まりあさん そんな訳でまりあさんも私にはアイドルです!もうこれは自然の摂理なんです!自然には逆らえません!そこんとこヨロピク!^^ (09/10/24 18:35)
はいむるぶし 告発者っち そうだよ!マニアだよ!それの何が悪い!ほっといてくれる!^^ (09/10/24 18:33)
まりあ うれしく思います(*^_^*)今宵はこれくらいにしとうござりまするw (09/10/20 23:07)
告発者 まりあマニアなエロ爺(*^_^*) (09/10/20 19:53)
はいむるぶし まりあさん 手垢の付いていない時にお逢いしたかったです〜!その時はもう日本におられたのですか?チクショウ!先を越された!でも・・・・・手垢など私は全然気にしませんけど・・・・・!^^ (09/10/19 23:19)
はいむるぶし ここへさん こんな世界の事は知る必要など全くありません!こんな所に住む住人は私等の常識の範疇では計り知れません!えっ?私がですか?私は全うですよ!360度非の打ち所が有りませんです!ハイ!・・・・すみません!嘘つきました!^^ (09/10/19 23:14)
はいむるぶし 名無しさん すみません!しばらくP子ちゃんを出さなくて!もう直ぐまた出てきますからその時まで待っててちょ!^^ (09/10/19 23:11)
はいむるぶし 告発者っち どうだ!面白いだろ!TV化してもオメーに役やんねーぞ!^^ (09/10/19 23:09)
はいむるぶし 軍神殿 流石!軍神殿!その達観された貴方のつめの垢でも煎じて飲ませてやってください!えっ?それは私だって?こりゃどうも失礼しやした!^^ (09/10/19 23:08)
まりあ 男性目線じゃないので、「Boooo Sh*t!女性を買うなんてなんてひどい展開なのぉ?も〜!!ボツ!」って、手垢のついていない頃の私ならコメントしてたかもねw あ、今は平気ですよ(*^_^*)それにしても、買うって凄い。次回に期待♪ (09/10/19 22:21)
ここへ 「社長はママを1億で買えというのかな?」昨日の予想は当たりですね。でもママがお客に恋愛感情をもっただけで店を辞めてもらう、ママを金で買えということになるのか別世界のことだけどいまだに納得できません。友人は5千万なんとかつくろうとするのでしょうけど、1ヶ月では無理でしょうね。  (09/10/19 21:58)
名無し 関係ないけど、昨日観た伊坂幸太郎原作の映画「フィッシュストーリー」、面白いのなんのって。ラスト5分の落ちの描写は圧巻でした。で、そのレベル位の結末を期待していますw (09/10/19 21:42)
告発者 これって新しいシリーズなの?( ̄ー ̄)  (09/10/19 18:54)
軍神 自分は合理主義なのでキレイ事の感情論じゃなく金のほうが好きだな、何故ならば人は簡単に裏切るが、金は世界どこ言っても裏切らないし永遠に巨大な力を持てるから、そして私が悪の道、つまり詐欺師や上手い儲け話、偽宗教をやれば1億3億程度の小さなら集められる、もっとも引き際を知っているので、夜の世界の女などに手は出さないけどね、人生の道を外れない事を祈るだけだ。 (09/10/19 17:38)


 ■ 2009/10/18 (日) 愛と青春の旅立ち・・・・・21


「それでだ・・・・・」


男はタバコに火を点け、話を彼の目的の方に戻しました。


「君に話したと思うがあのお店は私の店だがそれだけではない」

「はい?」

「彼女の持っている物全てが私によるものだ!」

「えっ?」

「彼女の持っている物、例えば家もそうだ!」

「えっ!あのマンションもですか?」

「そうだ!あのマンションもマンションの中にある全ての物、それ以外にもあるぞ!彼女の着る服、靴、歯ブラシに至るまで私が用意したものだ!」

「そ・それはどうして・・・・」

「当たり前だ!彼女が前の男と手を切った時、彼女は無一文だった!それを私が現在までになるまで面倒を見たのだ!」

「そ・そこまでして・・・・・」

「私は彼女がいずれ夜の世界で金を生むと踏んだからだ!それまではある程度は投資せねばならん!」

「失礼ですがそれ以外の意図は無かったのですか?」

「それ以外とは?」

「い・いや・・・ママを・・・・・」

「バカか?私がママを女として見ているか?と言う事か?」

「はい・・・・」

「私は今までその様な感情にとらわれた事は一切無い!私が見る女も男も、人間全てが金だ!そんな甘っちょろい感情はこの業界では命取りになる!常に相手の隙を伺っているのがこの業界だ!そこで生きてこれるのは甘い感情をすてた者だけだ!」

「・・・・・・」

「君が言っていた、私が彼女を縛っていると言うのは間違いではない、確かに縛り付けている!しかしそれは彼女も望んだ事だ!前の男からの一件で彼女をもう誰も助ける者など居ない!だから彼女は私に近づくしかなかったのだ!」

「・・・・・・」

「それも全ては金のためだ!金が無くては彼女も生きてはいけん!私は彼女の可能性に出資し、彼女はそれに応じただけだ!」

「・・・・・・」

「さーどうする?ここまで聴いてそれでも君は彼女を私から奪う事ができるのかね?」

「・・・・・・」

「どうした?なんか言ってみろ!これぐらいで言葉を無くしたのかね?」

「違う!」

「うん?」

「なんかが違う!」

「何が違うのかね?」

「ママの人生がこのままだとおかしくなる!こんなのがママの人生じゃない!」

「人生???ふふ!またなんかおかしいことを言い出す!ふふ!まー良い!聞いてやる!話してみろ!」

「こんなんじゃママが寂しすぎる!これじゃ奴隷じゃないか!」

「奴隷?」

「そうだ!これじゃ奴隷だ!ママは貴方の奴隷でしかないじゃないか!そんな事は今の常識ではおかしすぎます!ママも一人の人間なんです!自由に生きる権利がある!恋愛もする権利がある!それを束縛する権利は誰にもありません!」

「ふふふ!いかにも君が言いそうな主張だな!」

「何がおかしいのですか?」

「おかしいから笑っただけだよ!」

「なら理由を言ってください!僕が言った事がおかしい理由を!」

「君は何のために生きているのかね?」

「またさっきの質問みたいですね!そして貴方はそれも金と言いたいのでしょ?」

「そうだ!君も彼女も・・・・そして私も結局は金の為に生きているんだ!その意味では世の中全ての人々は金の奴隷なんだ!」

「そんなに金が重要なんですか?」

「重要だ!そんな奴隷も金で開放される!金が有れば一時の時間が買える!その買った時間の中で人は自由を手に入れるのだ!唯一その時間だけが自分を奴隷から開放してくれるのだ!」

「もうそんな事は聞き飽きました!僕はそうは思わない!僕は自由に恋愛もしているし自由を謳歌しているつもりです!そしてママにも僕のように生きて欲しい!それだけなんです!」

「それでどうしたのだ?私はもう既に彼女に相当出資している!まだまだ彼女は私の出資した金額を回収するには程遠い働きしかしておらん!そんな彼女を私が手放すと思うかね?」

「・・・・・・・」

「君のような青二才が偉そうな美辞麗句をどれほど並べた所で現実は何も変わらんぞ!」

「払います・・・・・」

「うん?聞こえんかった、もう一度言ってくれ」

「払います!」

「払う?何を?」

「僕が一生掛けてママに費やした金を全部払います!」

「は!?」

「僕が全部返します!だからお願いします!ママを・・・・ママを解放してやってください!お願いします!」

「本当に君って男はおめでたい奴だね!私がそれを聞いてハイよろしく!とでも言うと思うかね?」

「思いません!しかし・・・しかし僕にはそれぐらいしか思いつきません!なんとか!何とかお願いします!」

「こりゃ病気だ!あのね、あんまりこの業界で生きている人をなめちゃいけないよ!」

「なめてなんかおりません!しかしこれしか思いつかないんです!お願いします!どうか・・・どうか分ってください!」

「私は慈善事業をやっているのではない!そんな話は市井の人間相手にやってくれ!この業界ではどんな事も現金取引だ!そこの所は肝に銘じろ!君はそんな人間を相手にしているんだぞ!もっと真剣になれ!」

「でも・・・・真剣です!本当です!真剣なんです!」

「それより仮に私が君の申し入れに首を縦に振っても当の彼女はそれで本当に喜ぶかね?」

「えっ?」

「なんか君の話は全て彼女もそれを望んでいることが前提の話なんだが君の意思は彼女に伝わっているのか?」

「そ・それは・・・・・」

「なんだ?どうした?」

「いや・・・・まだはっきりとは・・・・」

「なんだこりゃ?ひょっとするとお前の独り相撲か?」

「そんな事は絶対無い!ママも・・・・ママもそれを望んでいるはず・・・・」

「なんか頼りない話だな、ふふ!ひょっとするとお前は彼女に騙されているかも知れんぞ?」

「それはありません!絶対そんな事は無いです!」

「本当にそうか?怪しいぞ!なんせ彼女は銀座で働く夜の女なんだぞ!そんな女の戯言を信じちゃって良いのか?」

「僕も一応営業マンのはしくれです!人の心を読むのが仕事です!自分の直感を信じます!ママは嘘をついては居りません!」

「なんだ?彼女とはもうそんな仲になっているのか?」

「えっ?い・いや!そんな意味じゃ!」

「ふふふ!まー良い!私は最初にも言っているが自分の店の事は隅から隅まで何でも知っている!つまらん隠し事はせんで良い!」

「・・・・・・・」

「まー実を言うとこの件については私も困っていたのだ!」

「はい?」

「どうも彼女は本当に君の事を男として意識しているみたいなんだよ!」

「えっ!」

「これは私にとっては本当に困った問題なのだ!契約違反なのだ!」

「どう言う事・・・・・」

「夜の女に特定の男の影が客に知れたら客はしらける!それが店の顔であるママがそうなってしまえば致命的だ!」

「・・・・・・」

「銀座を生き抜くということは恋愛など御法度だ!しかし多くの女達はどうしてもその誘惑に負けて銀座を後にしていく」

「・・・・・・」

「銀座に集まる男達はそれなりの男が集まってくる、恋愛経験豊富な男達ばかりでおまけに金も持っている、そんな男共に次も金を落とさせるには役者以上の演技を求められる、しかし本当に好きな男が出来た場合女と言う生き物はどれだけ最高の演技をもってしても直ぐばれてしまうのだ!」

「・・・・・・」

「こうなってはどんな女であろうと限界は近い!ましてやそれが店を任されているママとあっては致命的なのだ!これは私に対して彼女の契約違反の何者でもない!背任行為だ!」

「そ・それでどうしようと?」

「さすがの私でも感情までコントロールするのは難しい、金を使えば出来なくは無いがせっかく金を回収する目的で出資してきたのにこれ以上彼女に使うのは何をやっているのか意味が分らん!」

「それで・・・・・・」

「そこでだ!実を言うと君にここへ来てもらったのは私にとっても好都合だったのだ!」

「えっ?」

「私は彼女に見切りを付けようと思うのだ!」

「えっ?見切り?ですか?」

「そうだ!見切りだ!」

「ではお店は?」

「店は存続させる!彼女にはもちろん辞めてもらう!代わりは他にも居る!このまま彼女で続けて行くよりよっぽど良い!これ以上損失を出してしまっては取りかえせんようになる!」

「それは僕にも責任が有るということですよね?」

「確かに私にとっては君の存在は目の上のたんこぶだ!しかしそれは君に責任は無い!店に来る客は君と同様ある程度はホステス達に同じ思いを抱いているしそれがなければ店は潰れてしまう!」

「・・・・・・・」

「重要なのは彼女がもうそういう感情を抱いてしまったと言う事だ、そこで君に相談だが・・・・」

「はい?」

「彼女を買ってくれんか?」

「は?!」

「彼女を買って欲しいといっているんだ!」

「は!?ママを・・・・ママを買えって???」





つづく



名前

内容

はいむるぶし にゃ〜ごっち と言う訳で我が愛しのアイドルにゃ〜ごっちはこれからも私宛にコメントヨロピク!^^これこそごり押し!^^ (09/10/24 18:32)
はいむるぶし 告発者っち いーーーや!幻想ではない!にゃ〜ごっちは私の永遠のアイドルである事は疑いの余地は無い! (09/10/24 18:31)
告発者 年老いたファンの為に日記再開したら・・・アイドルさん(≡゚∀゚≡) (09/10/20 23:09)
にゃ〜ご 私は元気に不細工ですよ〜♪いぃイメージ持ってくれてるんですにゃwありがとう^^ (09/10/20 18:49)
告発者 ダンナその永遠のアイドルは幻想だぜ( ̄ー ̄)  (09/10/19 18:53)
はいむるぶし 告発者っち 私ぐらいになると顔を見ずとも文面から分るのだ!おぬしもまだまだ若い!^^ (09/10/19 15:04)
告発者 顔を見てから言え^^ (09/10/19 02:48)
はいむるぶし おぉ〜〜〜〜!にゃ〜ごっち!おひさ!どうですか?元気にしておりますか?由良っちがいなくなってにゃ〜ご節が聞けないから寂しかったぞ!もっとコメントくださいな!・・・・何を言っておるのだ!私にとってはにゃ〜ごっちは永遠のアイドルだぜ!^^ (09/10/18 23:30)
にゃ〜ご それくらいいぃ女になってみたぃもんですにゃw (09/10/18 23:14)
はいむるぶし ビタミンFさん 初めてのコメント本当に有難うございます!そうですか!ワクワクしてくれますか!嬉しいですね!描き甲斐があります!そうなんです!私の友人の話なんです!細かい部分では私の想像も入り込んでおりますが大筋でノンフィクションであります!これからもよろしくお願い致します!^^ (09/10/18 23:01)
はいむるぶし ここへさん 銀座のホステスが男の影を背負っちゃあきまへんがな〜!そりゃ詐欺でっせ〜!って言うか銀座そのものが詐欺ですね!^^ (09/10/18 22:58)
はいむるぶし まりあさん いえいえ、まだもうちょっと続きますよ!今後も期待を裏切らない驚きと感動の超大作を乞うご期待!^^えっ?そこまでじゃない?すみません!言い過ぎました!^^ (09/10/18 22:55)
ビタミンF 毎回、読ませて頂いています。ワクワクさせてもらってます。え!これはノンフィクションだったんですか? (09/10/18 22:30)
ここへ ひさしぶりで随分まじめな話になってますね。ママがお客に恋愛感情を持ったぐらいで経営に支障がでるのでしょうか?これはノンフィクションですよね?社長はママを1億で買えというのかな? (09/10/18 21:11)
まりあ 飼うってどうなるんでしょう。。。いよいよラストですね(*^_^*) (09/10/18 20:54)


 ■ 2009/10/07 (水) 愛と青春の旅立ち・・・・・20


「お前はママの背中を見たことがあるか?」

「えっ?い・いえ・・・」


いきなり男は質問してきました。

しかもその質問はママの核心をいきなり突く様な質問で、彼は知ってはいましたがあえて知らないフリをとりました。

それはもし「知っている!」とした場合「どうして?なぜ?」と返って来るのは火を見るより明らかで、その返答如何では自分にももちろんママにも迷惑が及ぶ可能性が合ったからです。


「そうか!まだ知らないか」

「何か有るのでしょうか?」

「ママの背中には立派な彫り物があるんだ!」

「彫り物?」

「そうだ!立派な天女が背中を舞っている!」

「えっ?そ・そうなんですか?」

「その意味をお前は分るか?」

「えっ?そ・その意味って・・・・・」

「そうだ!ママは以前有る男と付き合っていてその時の物だ!」

「そうなんですか・・・・・」

「それはまだママが学生だった頃、お小遣い欲しさに夜の世界へ足を突っ込んだ時、ある男に夢中になり、その男にそそのかされて入れたんだ」

「・・・・・・・」

「ママも当時は世間のせと言う文字も知らないまだお嬢さんだった、そこをその男は着け込み、言葉巧みに背中に彫らしたんだろう・・・」

「それで?」

「惚れた弱みもあったかも知れん、その男は彼女を本当の夜の女に仕上げようとし、彼女はそんな男の企みなど微塵も気付かず、後に気付いてももう後の祭りさ・・・」

「その男とはいったい・・・・・」

「組の者さ!」

「組の?」

「ちんけな奴だ!女を専門にしているゴロツキだ!良い女を次から次へと引っ掛けちゃー店に入れてその店から相応の金をふんだくる、入れた女が人気が出れば店から毎月報酬を貰い、当然女の給料もピンはねする!」

「・・・・・・」

「最初は女も何の疑問も持たずに働くがしばらくすると疑問を持ってくる、そんな時は話で言いくるめるか、それでもダメなら完全にその女を売り飛ばす!そんな事を繰り返しているのだがママの場合は疑問を持たれる前に引導を渡す方法を取ったみたいだ!」

「それが・・・・」

「そう!それが彫り物さ!こんな物を入れちまうと堅気にはもう戻れない!ママも後で気付くがその時既に遅しで、もう友達も両親も身内全てに相談など出来やしない!」

「・・・・・・・」

「奴はそれ程ママを高く買っていたんだ!ママは夜でかなり稼ぐだろうと・・・・」

「そ・それで・・・・」


彼はある程度は想像していましたが、ママの過去のその後も続く男の話に釘付けになっていました。


「私がママの働く店に顔を出したのはそれからしばらくしての事だった」

「・・・・・・」

「初めはただのお客の一人として通っていたんだが、ある日を境にママが私によく相談事を持ちかけるようになった、そうして私とママは普段外でも会うようになった!」

「・・・・・・」

「そうしたある日、ママは私に助けを求めた!」

「助けを?」

「そうだ!ママに付きまとうあの男と切り離して欲しいと!」

「そ・それで?」

「ママもその時はもうすっかり夜の女だった、だから私にあの男と同じ匂いを嗅ぎつけたのだろう、私にしかこんな事は頼めんと・・・・」

「・・・・・・」

「しかしいくら私でもこれは難しかった」

「なぜですか?」

「お前この業界を知っているか?」

「い・いえ・・それほどは・・・」

「まあそうだろうな!この業界はやってはならん事がいくつか有る!一つは他人の縄張りで商売をする事、それともう一つは・・・・」

「もう一つは?」

「もう一つはこの業界に属している男の女を取る事だ!」

「女を?・・・・・」

「最初の方もヤバイが女の方はもっとヤバイ!なんせこれは男の恥も掛かっているんだ!同じ業界の人間に取られたとあっちゃー話は直ぐに広まってこの業界では生き難くなる!要するに「なめられる」訳だ!」

「なめられる・・・・・ですか?」

「そうだ!この業界はなめられちゃ終わりだ!だからこと女の事は下手に手を出せない!」

「・・・・・・」

「お前「小指を詰める」って事ぐらい聞いた事あるだろ?」

「はい!良くテレビや映画で・・・・」

「この「小指を詰める」ってやつはお前も知ってるが本来の意味まで知っている奴はあんまり居ない!」

「本来の意味?それは組員が不祥事を起こした時の罰として・・・・ではないのですか?」

「違う!本来の意味は女だ!」

「えっ?おんな?」

「そうだ!女の不祥事を起こした組員に向けた罰則だ!」

「どうしてですか?」

「昔、ヤクザ達の間で実しやかに噂されて来たものが有った、それは男の小指には性的な神経が集中していると・・・・それから組内で女癖が悪い者にそれを断ち切る意味で小指を詰めさせた!そしたら詰めさせられた男は性的に大人しくなった・・・というのが始まりだ!」

「へ〜そうなんですか!」

「だからこの罰則は女関係のみの罰則であってその他の不祥事についてはその都度組長の裁定によるものだ!しかしそれが何時の間にか色んな事での罰則に使われるようになったがそれはお前も言うようにTVや映画の影響は有るだろう!」

「・・・・・・」

「しかしこれでも分るように、昔から女の事はこの業界では御法度なんだ!」

「では、どうされたのですか?」

「しかし私もママの期待に応えたかった、ママもその時はもう限界の様だった、しかもあの男は使えなくなった女は直ぐ売り飛ばす奴だからな・・・・」

「それでは貴方も・・・・・」

「バカ言え!私は女に惚れたりはしない!」

「ではどうしてですか?」

「私の目には、ママの資質がこんな物ではないと思ったからだ!」

「えっ?」

「あの男の所ではママを引き出せん!あんな男ではママの資質には気付かんのだ!ママはまだまだこんな物じゃなくもっと夜の世界で活躍する!その意味で何とかしたかった!」

「それじゃ・・・・それじゃその男とそれ程変わりがないんじゃ・・・・」

「そうだ!それがどうした?私達の業界ではこれが当たり前だ!」

「それは・・・・」

「フフ!まー良い!・・・それで私はママを引き取る為にその男と会って話をしたんだ!」

「それで?」

「そしたらその男!やっぱりどうしようもない男で話は簡単だったよ!」

「簡単だった?」

「そう!簡単だった!金で話は済んだよ!」

「金で?」

「そうだ!金をよこせだと!ふふ!本当に助かったよ!奴は借金が相当あったみたいで、組でも自分の立場が相当やばかったみたいで俺の持ってきた話は奴にとっては渡りに船だったようだ!所詮女でしか生きて行けない男だから頭は悪かった!女には強いがビジネスやお金の事はからっきし素人でね、本当に助かったよ!」

「それで幾らほど?」

「たったの3千万さ!」

「3千万?」

「そうさ!たったの3千万さ!本人がそれで良いと言っているからこれでこの業界にも悪い噂も立たず、大手を振ってママを物に出来たのだからこんなに安い買い物は無いさ!」

「買い物?」

「そうだ!買い物だ!」

「それじゃ人身売買だ!」

「そうだ!それの何が悪い?」

「ママは人間だ!物なんかじゃない!それっておかしいでしょ?」

「お前バカか?それで皆が丸く収まったんだぞ!ママも男も私も、皆がそれぞれ目的を達したんだから何を文句をつけようがあるんだ?」

「なんかが違う!丸く収まれば良いってもんではないでしょう?」

「やはりお前は昼間の人間でおまけに相当何の苦労もしてないだろ?」

「そんな事は有りません!僕もそれなりに苦労はしてます!」

「では聞くが世の中で一番大事なのはなんだ?」

「世の中で一番大事な事?そ・それは・・・・」

「金だ!」

「金?」

「そうだ!世の中で一番大事なのは金だ!」

「ち・ちがう!それだけではない!金も大事ですがそれだけじゃありません!」

「じゃーなんだ?」

「まだ僕には分りませんがそれだけでは絶対無いと思います!」

「まだ分りませんがだと?何を言っているんだか・・・・では聞くがお前はどうしてママの事が好きになったんだ?」

「どうして好きになったか?・・・どうして?・・・そんな事に理由などありません!知らぬ間に好きになったんです!」

「知らぬ間に? ふふ! では聞くが、もしお前が好きになったママがその辺で汚い格好して座っていたらそれでも好きになったか?」

「言っている意味が分りません!」

「では逆に、おまえ自身が小汚い格好していたらママがお前に今までの様な態度で接してくれていると思うか?」

「そ・それは分りません・・・・」

「バカか!そんなお前に振り向く訳無いだろう!火を見るより明らかだ!良いか!所詮人はどんなに綺麗事を言ってても同じレベル同志でなければ付き合えんのだ!」

「それは分りません!そんなに決め付けないでも・・・・」

「では聞くがお前の交友関係はどうだ?お前とそれ程の差は無いだろう?」

「そんな事は有りません!僕の友人で何時も金が無いって言っている奴も居る!」

「そうか!で?そいつとどう言った付き合いをしているんだ?」

「他に友人達と何の差も有りませんよ!」

「本当にそうか?」

「はい!」

「そう思っているのはお前だけじゃないか?」

「えっ?」

「その友人はお前と居る時は何時も考えていると思うぞ!」

「なにを?」

「お前の様な年齢になるともう学生の時の様ではないのだから、何もせず、話だけで済む訳ではあるまい!やはりどこかに行って酒を飲むか、食事をするか?とにかく金が一切要らない訳ではない!」

「・・・・・・」

「そんな時、その友人に選択権が無い!お前は余裕があるからどこへも行けるが友人はそうではない!その立場ってお前は考えたことが有るか?」

「有ります!だからその友人と会うときは何時もお金が掛からない様に極力します!」

「で?時には奢ってやるとでも言いたいのかね?」

「そ・そんな・・・・」

「お前は分っていない!お前はその友人の前では常に立場が上なのだ!」

「・・・・・・」

「一度や二度なら誤魔化しも利くだろう!しかし毎回そんな事が続いたらどうだ?常にお前が場所も何も全てを決め、友人はそれに従うしかない!こんな関係を続けていけるかね?」

「・・・・・・」

「逆に考えたらどうだ?お前が友人の立場に立ったらどうかね?」


彼はつい、ママと最初のアフターの時を思い出しました・・・・・・


「お前は分っておらん!人間関係も社会生活も同レベルでなければ行き詰ると言うことを!」

「・・・・・・」

「お前の会社もそうだろ?お前の様な一流の会社がくだらん会社と取引して無いだろ?同レベルかそれとも上のレベルか?」

「・・・・・・」

「どちらにしても、そのレベルを維持しているのは金だ!」

「金・・・・・・」

「そうだ!金だ!金さえあればなんでも出来る!さっき言ったママの昔の話も、お前の会社でのいざこざも、全ては金で解決できない物は何一つ無い!」


「金か・・・・・・」




つづく


名前

内容

告発者 寝たきり老人。。。あっ間違えた!ネタ切れ老爺(*^_^*)こら〜〜〜♪ロロロロシアンロシアンルーレット(*^_^*) (09/10/19 05:21)
はいむるぶし 告発者っち うるせ!^^ (09/10/18 20:07)
はいむるぶし まりあさん なるほど!今やジャンクフードにどっぷり犯されている私も貧しい食生活!^^ (09/10/18 20:06)
告発者 えっまだ続くの(*^_^*) (09/10/17 22:20)
まりあ う〜ん。料理の本に載っているようなメニューはあまり出ないですよ、日本と同じ一汁一菜、一肉一野菜。日本の良食材をふんだんに使われた料理が多く並んでいましたよ。日本製はいいとか。ところがっ!日本の食卓には海外の安くて安全性が微妙?火もしれない、なものが並ぶこともあるので、ある意味日本は他国に比べて貧しいのかもしれません。。。。 (09/10/16 23:26)
はいむるぶし まりあさん お帰りなさい!何時ものようにお元気そうでなによりです!ロシアはどうでしたか?美味しいものを一杯食べてきましたか?でも良く考えたらロシア料理ってあんまり知らないな〜!ボルシチとピロシキぐらい・・・・やべ!食生活が貧困なのがばれる!^^ (09/10/16 22:48)
はいむるぶし 告発者っち こら〜〜〜!勝手に終わらすな!まだまだ続くぞ!しかしこの所仕事が忙しくってゆっくり書けないんだ〜! (09/10/16 22:43)
告発者 エロシア人(*^_^*) (09/10/15 23:20)
??? フフ!ただいま帰りました^^ え゛っ!まさか、打ち切りなんて私は信じないわよ。。。 / お待たせ、お土産のゴーヤー味のチン*コウです。日本のお菓子がたくさん売られてました。良かったらどうぞ(*^_^*)つチン*コウ■ (09/10/15 22:54)
告発者 ◇編集後記◇作者の都合で今回で最終回となりました。短い間でしたが応援ありがとうございました。( ´ ▽ ` ) (09/10/14 02:59)
はいむるぶし お〜〜〜〜!由良っち!何をしとるんだ!どうしたのだ?早く帰って来い!寂しいぞ!由良っちの日記は楽しみだったんだぞ!こんな爺の楽しみを奪う権利は無い!だから早く帰って来い! (09/10/12 19:04)
由良 盛り上がってきたねw小指じゃなく、アレぶった切ればいいのにwwwああ、また恐い女ぶりを曝してしもたw拝金主義じゃないけど、不相応な付き合いは疲弊するねえ。由良も3000万で買っていただきたいw資質を買われたママはある意味幸せかも。対価が自由だっつーのなら3000万じゃ安いがのw (09/10/09 21:27)
はいむるぶし 名無しさん そうでっせ!銭でっせ!銭亀が居るって事とちゃいまっせ!銭形平次が本当に居たって話ですぜ!ほんまかいな!^^ (09/10/08 19:08)
はいむるぶし ここへさん ひと〜〜〜〜つ人世の生血を啜り!ふた〜〜〜〜〜つ不埒な悪行三昧!み〜〜〜〜〜っつ醜いハゲがある!よ〜〜〜〜っつ良い子に嫌われる!えっ?もういい?こりゃまた失礼しました!^^ (09/10/08 18:59)
はいむるぶし 軍神殿 今だ私は駒のように働いております!あ〜〜〜!何時これから開放されるんだ!?ゆっくりしたい〜〜〜! (09/10/08 18:55)
はいむるぶし サイコロさん オーー!その展開は想像も付きませんでした!流石深読みのサイコロさんですね!ふ〜〜む!言われてみれば確かにこれまで私が関わってきた女性軍らは豪傑な方が多かった様に思いますね!その中でも際立って豪傑はうちの嫁・・・・やべ!まずい!これ削除して良い?^^ (09/10/08 18:53)
名無し 「命より大事な銭や!」と、萬田はんも言うてはりましたで。 (09/10/08 09:53)
ここへ 資本主義は先立つものは金で、金のために悪事を犯す人間もいるけど、悪事を犯すと返ってくることが社長のような大悪人にはわからないのでしょう。 (09/10/08 06:17)
軍神 そう神は天を支配し、金は地上を支配するユダヤの名言、金こそ全てを支配する巨大な力なのだ!!戦争も世界金融も裏世界にいる財閥どもが、1日で数千億円もの大金をチェスの駒のように動かし一喜一憂しているのさ。 (09/10/08 00:51)
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 ■ 2009/10/02 (金) 愛と青春の旅立ち・・・・・19


彼は、何故その男が今日来た理由を知っているのか?を理解する事に苦しみました。

考えられる唯一の手掛かりはママしか考えられないからです。

多分ママが予めこの男に、「何時かこういう男が来るから・・・・」と、言っている他考えられないからです。


(ま・まさかママが・・・・・)

(なぜだ?なぜママはこの男に俺と言う男の存在を言ったんだろう?)

(訳分らん・・・・・)


色々と彼の頭が交錯していたその時・・・・


「ハハ!ママではないよ!ママが私に言ったのでは無い!」

「えっ?それではどうして?」

「フフ!私には何でも分るんだよ!特にあのお店のお客はね!」

「えっ?」

「ハハハ!そう不思議がらんでも、私のお店なのだからそれ位知っていても不思議なかろう?」

「えっ?え〜?」

「君は知らなかったのか?あのお店のオーナーはこの私だ!」

「えっ?そうだったんですか?」

「君はママから何も聞いてなかったのか?」

「はい!」

「そうか、それじゃその他の事もまだ何にもママから聞いていないのか?」

「はい、ママもあまり色んな事は口にしませんし自分も聞く事をしませんでしたから!」

「そうか・・・・ではママ自身の事も?」

「あまり聞きませんでした!」

「ふ〜〜〜む、では私とママの関係も詳しくは知らないって訳だ?」

「はい、それほどは・・・・」

「では知っているかぎり話してみたまえ!」

「本当にそんなに詳しく存じておりません!ただ・・・」

「ただ?」

「ただ、多分貴方に何か借りがあり、それを返すために今を頑張っているのでは?と・・・・・・」

「なんだそりゃ?そんな理由だけでここに来たのか?」

「すみません!・・・・・」

「は!そりゃとんだお笑いだな!はは!」

「・・・・・・・」

「それで?まー最後まで聞いてやる!せっかくここまで来てくれたんだ、おまけに貴方はうちのお店のお客様だ!一応話は聞いてやるから話してみろ!」


最初の印象はどこかのサラリーマンの様に思え、少し安心した彼でしたが今は二言三言話しただけで、なにか得も知れない恐怖感に包まれていく自分がいました。

その恐怖感に縛られていった彼は、初めの印象であったサラリーマン風の男の姿が、逆に普通の格好が余計に得も知れない恐怖感を倍増させたのでした。

そしてまた、彼は何の情報も持たず、ただ無鉄砲にここに来た事を後悔していました。


「どうした?ほら!何か言ってみろ!」


彼はその一言でどこか吹っ切れ、どうせもう引き返せないのだから思っている事全てをぶちまけようと思ったのでした。


「はい!すみません!失礼と重々分ってお話させて頂きます!自分は確かに何の確かな情報も持ってはおりません!しかし、しかし分るのです!多分ママは・・・・」

「ママは?ママがどうした?」

「多分ママは貴方に何かすごい借りが有り、否応無く貴方の傍に居ざるを得ない何かがあると思うのです!」

「ふ〜ん・・・・それで?」

「それで・・・自分は・・・・・・」

「お前がどうしたいと言うのだ?」

「自分は・・・・・・・・・・」

「なんだ?はっきりしろ!何が言いたいのだ!」

「自分が!自分がママを・・・・・ママと一緒になりたいのです!ママを自分の物にしたいのです!ですからママを自由にしてやってください!お願いします!」


彼はとうとう言ってしまいました。

なんの確たる証拠も無く、しかもママは本当はこの男の事を愛してて、別にこの男に縛られている訳でもなく、実はママの方から男に寄り添っているかもしれないのに、またそうではなく、実はママの方がこの男を利用しているかも知れません。

考えれば考えるほど色々な見方が出てきますが、しかし彼は、これまでの自分に対するママの対応が決して嘘ではなく、本当の姿だと確信していましたので、彼が言った事に疑問を持つ事すらありませんでした。


「何を言っとるんだ?私がママを縛っていると?」

「はい!そう思っております!」

「藪から棒に何を言い出すのかと思えば、私がママを縛っていてママが可哀相だから自由にしてやってくれだと?」

「はい!」

「何を根拠にそう言っているのだ?」

「すみません!何の根拠もありません!」

「何もないだと?何の根拠もなしに私にそんな無礼な事を言っているのか?」

「本当にすみません!ご無礼な事は重々分っております、しかし、しかし僕は確信しております!」

「ほう!大したもんだな、何の確信も無く、何のアポも取らないでいきなり手ぶらでやって来て、おまけに初対面の相手にこんな失礼な事を平然と言ってのけるってお前は大物だよ!本当に大したもんだ!」

「す・すみません・・・・・」

「確かお前は一流商社の営業マンだろう?お前の会社ってこんな教育をしているのか?」

「い・いえ・・・・・」

「これじゃお前の上司もヒヤヒヤものだな!命が幾つあっても足りやしないぞ!」

「はい・・・・・・・」


その男の言うとおり、確かに普通ならこの時点でもう話は終わり、早々に退散宣告を受けるべきなのですがその男は、全く腹を立てるそぶりなど一切見せず、それどころかまだ話を聞いてやる、と言う姿勢がありありと伺えたのでした・・・・・・


「お前は私のしている仕事を知っているのか?」

「いえ!よく存じておりません!」

「ママは本当にお前に何も言ってはおらん様だな!」

「はい・・・・・」

「私はさっきも言ったようにあの店は私のものだ、しかしそれだけじゃない!私は儲かる事なら何でもやっている!例えそれが違法だろうと何だろうとだ!」

「・・・・・・・・」

「多少はお前も気付いてはいるだろうがかなりヤバイ事やヤバイ連中とも付き合っておる!」

「はい・・・・・・・」

「そんな男を目の前にしてお前は言っておるのだから、それはどういう意味となるか?お前はある程度理解をしてここに来たのだな?」

「僕にはあまり分ってはいないかも知れません・・・・しかし、しかしじっとはしていられなかったんです!」

「ほう!それは何故かね?」

「僕はママを・・・・・・本当にママを・・・・ママを愛しているからです!」

「は!?」

「ママを心の底から本当に愛しているからです!」

「お前はバカか?」

「はい!自分でもそう思います!」

「こりゃ本当にバカだ!ハハ!私も舐められたもんだ!こんなバカの相手をさせられているんだからな!ハハ!」


男は本当に心から笑ったようでした。

しかし直ぐ真顔になって・・・・・・


「お前はどんな社会経験を積んで来たんだ?今時愛だの恋だのと、そんな事今の高校生でも言わんぞ!」

「すみません・・・・・」

「しかしお前って男は面白い、こんな事を言いにここに来た奴はお前が初めてだ!」

「はぁ・・・・・」

「それでなくても普通の奴はここに来る事すらビビル奴が多いってーのにお前はビビルどころか愛だの恋だのって!本当に面白い奴だ!」

「は・はぁ・・・・・」

「しかし私はそんな熱血野郎が大ッ嫌いでね!そんな奴を見ると寒気がするんだよ!」

「・・・・・」

「寒気がして、そんな奴を更正したくなって来るんだよ!」

「えっ?」

「だから教えてやるよ!」

「えっ?」

「お前に教えてやろう!世間というものを・・・」

「世間ですか?」

「それだけじゃない!お前の知りたいことも全て教えてやる!お前の度胸に免じてな!」

「それはどう言う事でしょうか?」

「なんだ?お前はここに何しに来たんだ?ママの事で来たんだろう?」

「はい!」

「だからママの事、全て教えてやる!それと社会とな!」


「はい!」




つづく





名前

内容

はいむるぶし え〜〜〜〜〜!ロ!ロシアに行っちゃうんですか?え〜〜〜〜〜!私も行きたい!私も連れてって!ちくしょう!でも早く帰ってきて下さい!くれぐれもお体の方は大切にして妙な男には着いて行かないように!ロシア男は怖いからね!ではお気をつけて!^^ (09/10/07 23:34)
まりあ え゛〜ん(/_;) クマの取材wの付き添いで、最終回まで読破できないかもぉ。。。 ロシアにお越しくださいましたら(10月限定ですが^_^; )、ロシアンティーをお出ししますね^^ До свидания(*^_^*) (またお会いしましょうね(*^_^*) ) (09/10/05 16:09)
はいむるぶし ここへさん すみません!順番間違えた!ごめんなさい!!!そうです!極悪人は成敗しなければなりません!でも・・・・・私って大きく分けたら極悪人の方??^^ (09/10/03 23:31)
はいむるぶし まりあさん えっ?旦那様はそちらの方????^^ (09/10/03 22:50)
はいむるぶし 名無しさん 怖いよ〜狭いよ〜暗いよ〜!寒いよ〜!YO〜!こんな下らんコメント書くなら早く次ぎ書け!は・はい!すみません!申し訳ございません!^^ (09/10/03 22:50)
はいむるぶし 告発者っち な!なんと!5千人と思っていたらたったの5人????いやっ!5人の方に支持されていればそれで満足!さ〜5人の読者様の為に最後まで行くぞ!^^ (09/10/03 22:46)
はいむるぶし 軍神殿 軍神殿の日記を拝読するに至り、誠に軍神殿は策士にて戦術家という事が正に伺え候!そんな御仁が釣などに興じれば、魚も真っ青でおわすな!^^ (09/10/03 22:44)
はいむるぶし サイコロさん 私はその方面の方とは極力避けて来たつもりですがどうしてもその御方達とぶつかってしまう時が仕事上あります!そしてこの御方達、両極端で話の分る人は居るのですが分らん人にぶつかった時がさ〜大変!本当に難儀な方達です! (09/10/03 22:40)
まりあ なんかウチのクマみたいな殿方(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル (09/10/03 20:49)
名無し 「・・それと社会とな!」怖いよ〜〜 (09/10/02 23:04)
告発者 波乱万丈みたいに途中で打ち切りだお(*^_^*)/たった5人の読者の皆さんゴメンネゴメンネー(^人^) (09/10/02 22:41)
ここへ 大悪人の男はヤクザとグルになって違法カジノ、薬物売買、売春クラブ、闇金その他の悪事をしているのでは?大悪人は地獄落ちですね。 (09/10/02 21:29)
ここへ ママのことをいろいろ知っているくせになぜ知らないと嘘ついたのでしょう?大悪人の男にママの正体と裏社会のことを教えられて脅されるのかな。 (09/10/02 20:54)
軍神 私も策士、戦術家、巨額な金ある人間であれば、私であってもママや他のお嬢ちゃんに悪い虫が寄り付かないように、店内部にしろ敵企業であれ監視工作員をキャバ嬢かボーイか清掃員で潜入し働かせ、盗聴器を設置、防犯カメラ、24時間を交代でスパイから逐一で報告をさせる位は常識の常識、またウルサイ人間を組織の裏機動隊でマーク、家か職場より尾行し警告、もしくは相応の罰を受けさせるのも当たり前、自分も歌舞伎町で大企業の会長、オーナーの管理代行で8件の水系店舗の見回り業務していたので、縄張りエリア刺青ありの下っ端の○員や、店ママには丁重にお辞儀や接待されたものよ(笑)私を怒らせればオーナーへ報告により営業停止、次回の契約更新は無し、それなりの権限を持っていた、しょせん我が手の平で踊る将棋の駒さ、明日は歩から成るか、ただの生きた屍の捨て駒になるか、先を読み上手く操縦しないとね、中途半端な情報だけで、何も知らず乗り込んだ彼には、好奇心は猫をも殺す、この言葉がお似合いでしょうフフッ。 (09/10/02 20:35)
サイコロ 面白いですね^^私も学生のころ、田舎とはいえ、ヤバイ方に呼び出されて、危ない目にあったことがありました。騒ぎを嗅ぎつけた近所の方の通報で、なんとか事なきを得たことがあるのですが・・・まあ本職の方と渡り合うなら、それなりに覚悟が必要ですね^^ (09/10/02 20:11)


 ■ 2009/10/01 (木) 愛と青春の旅立ち・・・・・18


彼はとうとう決心をしました。

あのメガネの男の所へ行く決心をしたのでした。

男の所在はP子ちゃんから貰った名刺に載ってありましたので容易に所在を認識出来ましたので、後は何時訪ねていくかの問題だけでした。

当然相手は一般の方でないのは彼も重々承知していましたが彼の心はもう既にママの事しか考えられず、しかも彼にはもう時間もあまり残されておりません、しかもこんな問題は簡単に話が付く訳でもありません。

彼は抱えてる問題を一時も早く決着をつけさせたい為、その日は速く仕事を済ませ、早引きをして男の居る場所へと向かったのでした・・・・・


「何が有ろうと命まで取られやせん!」

「大丈夫だ!何が何でも会って話を付ける!」

「ママは俺が守る!絶対俺が・・・・俺のものにする!」


男の所へ行く最中、彼は自分自身を勇気付ける為にも呪文のように繰り返し呟いていたのでした。

その男の居る場所は、六本木交差点近くのどこかのビルにありました。

彼は会社にあるゼンリンの地図をコピーし、六本木駅を降り立ち、そこからコピーを見ながら歩いていきました。

すると、なにやら一度歩いた事がある道筋に気付いたのでした・・・・


「うん?この道は?なんか知っているぞ・・・・・・・」


何故か知っている様な道筋を、更に地図を頼りに歩いていくと、彼はその理由に気付くのでした。


「こ・ここは前にママと来たビルじゃないか!」


そうだったのです、そこは以前最初のママとのアフターの時にママに連れて来られた裏カジノがあるビルでした。


「なんだ!ここだったのか!ママが良く来て遊んでいる裏カジノは奴のビルだったのか!」


彼は少し複雑な心境になりましたがしばらくして、そんな事は当然有っても不思議ではないと自分自身に言い聞かせ、前にも乗ったそのビルの狭いエレベーターに乗り、以前は地下に行ったのですが今回はその逆の上の方へ、最上階のボタンを押したのでした。

そのエレベーターは、ゆっくりと扉を閉め、少し反応が鈍いその動きが彼の心臓の鼓動を更に早めていくのでした。


「絶対!絶対命まで取られやせん!」

「落ち着け!落ち着くんだ!こんな動揺してたら足元を見られてしまう!」

「大丈夫だ!落ち着け・・・・・・・」


エレベーターが目的の階に止まり、ゆっくり扉が開いていきました・・・・・


「いらっしゃいませ!」


彼はその目の前の光景に驚きを隠せませんでした。

彼のその目の前に広がる光景は、至って普通の会社の受付で、狭いですが綺麗に整った空間で、カウンターには一人の受付嬢がそこに座っており、周辺には観葉植物が有り、待合席がパーテーションで仕切って設けてある本当にこじんまりとはしていますがとても立派な会社の受付でした。

彼が想像していた様子とはかなり掛け離れたその様子に、少し言葉が出ませんでした。


「いらっしゃいませ!今日はどういったご用件でお越し頂いたのでしょうか?」

「あっ!あの!」

「はい?」


あまりにも普通の対応で、しかも受付嬢がとてもママやP子ちゃんが言う様な危ない人間の所で仕事をしているとは思えないほど普通で、いや、それ以上の、やもするとその受付嬢は上場企業の受付でも遜色の無い清楚な雰囲気を漂わせる女性でした。


「す・すみません!こちらに社長が居られると思いお伺いさせて頂いたのですが。」

「はい!今日は奥の事務所に居られます!」

「そうですか!宜しければお会いさせて頂きたいのですが・・・・」

「アポは取られていますでしょうか?」

「すみません!アポはありません!」

「ではお伺い致してみますので失礼ですがお名前とご用件の方を?」

「あっ!はい!××と申します。用件は・・・・・」

「ご用件は?」

「用件はプライベートな事です!」

「プライベートな事?左様でございますか?それでは伺いますのでそちらの方でお待ちになってください。」

「はい!」


彼は受付嬢が促した待合席に行き、彼女が電話で話している事を聞き耳を立てて伺っていました。


(こんなちゃんとした所では突然押しかけても無理かも知れんな・・・・)


そして、しばらくして受付嬢が声を掛けてくれました。


「お待たせしました、社長はお会いするそうですのでこちらにどうぞ!」

「あっ!はい!すみません!」


彼は、受付嬢の案内するカウンター横の狭い通路を通り、奥に有る扉の前でノックをしました。


「社長!すみません、××様をお連れ致しました!」

「どうぞ・・・・」


奥の方から聞こえる男の声に、彼はまた、再び心臓の鼓動が早まって行くのでした。


「失礼します!」


彼はその受付嬢の手によって開かれた扉の中を見て、少し安堵の息をつきました。

その部屋はごく普通の社長室らしからぬ一般的な事務所に近い部屋で、どこの事務所にも有る様な打ち合わせ用ソファーとあまり仰々しくない社長用の机、その上にはパソコンとちょっとした小物入れと花が飾ってあり、それは良く有る中小企業の社長室を連想させ、とても危ない人間が構える場所とは思えなかったからでした。


「失礼します!」

「どうぞ!」

「今日は本当に無理を言ってすみません!」

「まーどうぞ!そちらにお掛け下さい!」

「はい!失礼します!」


男は何の躊躇も無く彼をソファーに掛けさせ、自分も机から移動しソファーに腰掛けました。

すると、さっきの受付嬢が・・・・・


「失礼します!」


彼女が入れたてのコーヒーを彼と社長の分を持ってお互いの前に置き、直ぐその場を去って行きました。


「ま〜!どうぞ!」

「は!すみません!」


男は足を組み、彼女の持ってきたコーヒーに口を付け、そしてタバコに火をつけ、「リラックスしてくれ!」と言わんばかりの態度でこちらを見ていました。

男はそんなに背も高くなく、どちらかと言うと痩せ型で、髪も普通の7・3で、どこから見ても普通のサラリーマンの様でした。


「所で今日は何の様かね?」

「は・はい・・・・・・」

「私の事は誰に聞いたのかね?」

「はぁ〜・・・・・それは色々な所から・・・・・」

「ふ〜む・・・・ま〜良いでしょう・・・・で?今日の用件は何なのですか?」

「はい・・・・・誠に、誠に言い難いのですが・・・・・」

「○○クラブのママの事ですか?」

「えっ???」




つづく






名前

内容

はいむるぶし その女性向けサイトに一人男性が入っても良いんじゃないですか?ね?一人ぐらい!^^ (09/10/02 19:29)
まりあ はいむるぶしさん、個人サイトで使っているハンドルネームを消していただいて助かりました♪おおきにありがとうございます(*^_^*)/こちらの無職ドットコムの日記上に、個人のHPの誘導アドレスをのみを貼ったり、別サイトでの交流結果のみをここに書くとは管理人さんに失礼だと私は思うので、私個人のアドレスは貼らないようにしています(^人^)ごめんね。女性向けサイトなんで、あんまり面白くないかも?!です(^ω^;) (09/10/02 09:44)
はいむるぶし あ〜あ!まりあさんのご希望通り消しましたがなんかもったいないな〜!え〜〜〜!私の知らないまりあさんの個人サイトが有るのですか?ちくしょう!ここだけでもまりあさん争奪戦は必死なのにまだ別の奴が居たのか〜!しかし私は負けない!いつか心を私が掴んでやる!^^ (09/10/01 23:20)
まりあ ううん、そうじゃなくて私の個人サイトです♪あ、別ハンドル消してくださると助かりますw (09/10/01 22:57)
はいむるぶし まりあさん えっ?別サイト?それは私が好みそうな怪しいサイトですか?もしそうなら私も参加・・・・・あっ!またやっちゃった!^^ (09/10/01 22:55)
はいむるぶし 告発者っち 何度も言うが今終われば全国5千万の読者に殺されちまうよ!^^ (09/10/01 22:53)
はいむるぶし ここへさん さ〜〜!もう佳境に入りましたよ!最後までお付き合いの程ヨロピク!^^ (09/10/01 22:52)
まりあ ↓あっ、別サイトのハンドルでしたm(__)m (09/10/01 22:49)
告発者 まだ続くのかあ^^ (09/10/01 20:22)
ここへ これからどうなるのでしょうね。楽しみにしています。 (09/10/01 15:13)


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