深夜でやっていたときには、ストーリーテラーのタモリは出てこなかったよね。
ゴールデンに出てきてからの第1回目の話は意外と記憶に残ってる。
中山美穂主演の、モノに触っただけで、過去にそのモノに関わった記憶を感じ取る
事のできる「リーディング」の超能力を持った女の話。最初、連続殺人犯だと
思ってた男が実は刑事で、助けを求めて乗り込んだ車の男が、実は当の殺人犯
だったという話。
坂上香織主演で、小学生の弟のパソコンに、自分で考えた都市伝説の
「マキオ」という不気味な少年の話を書いたところ、噂が一人歩きしてしまい、
最後には夜の公園で、マキオに出会ってしまう(瞳がなく、白いコンタクト
レンズをしたような少年)シーンが怖かった。
第3話目は、野村宏伸主演の「楊貴妃の双六」。ある古物商で、楊貴妃の
すごろくなる珍品を見つけた主人公が、仲間とこのゲームをする話。
何でも、この双六で最初に上がった者には、莫大な富が与えられるという。
その代わり、途中途中のマスに止まるたびに、そこに書かれたイベントは
悲惨な形で実際に起こるのだ。事実、「子宝に恵まれる」のマスに止まった男
(たしか勝俣だったような)の元には、ヤクザの男が現れ、「娘を胎ませたからには
相応の責任を取って貰おう」と連れて行かれたり、それ以外にもいろいろな
邪魔が入る。最後は、野村ともう一人の男との一騎打ちになり、ゴール手前で
自分の不利なマスに止まることに決まった野村が、代わりに相手のコマを
その不利なマスに動かしてしまったことで、相手が死に、話は幕を閉じる。
ゲームを行ったアパート一室の天井裏から見つかった、莫大な隠し金を
巡って、その男を殺したんだろうと、刑事に詰問される野村の姿が印象深い。
no.60 記入なし (06/04/02 23:29)