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福澤諭吉は以下のようなことを言っています。

「百姓は米を作りて人を養ひ、町人は物を売買して世の便利を達す。これすなわち百姓・町人の商売なり。政府は法令を設けて、悪人を制し、善人を保護す。これすなわち政府の商売なり。この商売をなすには莫大の費えなれども、政府には米もなく金もなきゆゑ、百姓・町人より年貢・運上を出だして、政府の勝手方を賄はんと、双方一致の上、相談を取り極めたり。これすなわち政府と人民との約束なり。ゆゑに百姓・町人は年貢・運上を出だして固く国法を守れば、その職分を尽くしたりといふべし。政府は年貢・運上を取りて、正しくその使ひ払ひを立て、人民を保護すれば、その職分を尽くしたりといふべし。双方すでにその職分を尽くして、約束を違ふることなき上は、さらになんらの申し分もあるべからず、おのおのその権理通義を逞しうして、少しも妨げをなすの理なし。」

『「政府、人に乏し。有力の人物政府を離れなば、官務に差し支へあるべし」と。答へていはく、決してしからず。今の政府は官員の多きを患ふるなり。事を簡にして官員を減ずれば、その事務はよく整理して、その人員は世間の用をなすべし。一挙して両得なり。ことさらに政府の事務を多端にし、有用の人を取りて無用の事をなさしむるは、策の拙なるものといふべし。かつこの人物政府を離るるも、去りて外国に行くにあらず、日本に居て日本の事をなすのみ。なんぞ患ふるに足らん。』

これらもひとつの意見でしょう。

＞２さん　
流石ですね。福沢諭吉の時代は武士が失業して公務員になり、公務員が多すぎる時代。
新政府の役人も、多くの政治家もほとんどが旧武士や貴族（華族）階級で、豪商・豪農はいましたが民間活力の乏しい時代でした。
その後は経済界が活性化して紆余曲折ありましたが、昭和の時代〜現代に至るまで、日本は技術立国として世界に名をはせております。

公務員は国民に法規を守らせ、悪い国民は制し、正しい国民の成長を蔭ながら支援するという役割が大切だと。

公務員自らが国の事業を興し、私利私欲のための拡大再生産などはすべきではないと。

追加します。

「官にありて公務を司るも、私に居て業を営むも、その難易異なるの理なし。もし官の事務易くして、その利益私の営業よりも多きことあらば、すなはちその利益は、働きの実に過ぎたるものといふべし。」

まさに、今を見ているかのような発言です。

景気が良ければ私企業はボロ儲けだし、
景気が悪ければ公務員が得ということでしょう。

社会で勝ち抜く自信があるなら民間企業へ。
自信が無いなら公務員に就職する。

民間企業や公務に不満があればその都度、民主主義的に選挙された政治で解消する。
これで解決かな？

肝心な、民が疲弊しているときの官の有り方が抜けているでしょう。

民が疲弊しているのなら、
その状況を打破するべく選挙で民意を示すしかない。
　　　　　　　　

＞６さん　民が疲弊しているときの官の在り方というけれど、最近パート公務員が増えたりしていますね、公務員の給料を下げると必ず質の悪い職員が増えますよね？大阪市とか社会保険庁不祥事とか岐阜県庁とか・・・たぶん悪さの中核連中は公務員の初任給とОＬの初任給が同じというレベルのときに採用され、なおかつ公僕が差別された時代の人たちなんですよ。
ですから公務員に何でもかんでも責任を押し付けるのは止めて、何を任せるのか明確にしたほうがいいと思います。

愛国心と正義感がない奴は辞めるべき。

>8
　言っていることは半分は分かります。
　それを市町村民、都道府県民、国民が納得するためには、先ずは官の自浄なり透明化が必要なのではないでしょうか？

　また、例えば社会保険庁などに関しては、年金法に規定されている台帳の破棄などは違法です。組織もそうですが、個人も裁かれることを明確にすべきでしょう。

　衆議院議員の江田けんじ氏は次のように言っています。
『国家賠償法という法律をご存知でしょうか。国の公務員が故意または過失で国民に損害を与えた場合には国が賠償しますが、そこには重大なミスを犯した公務員個人に対して求償できると書いてある。今回の確認、統合作業にかかる費用や年金が給付されない人への賠償については、この法理に照らせば、まさに公務員個人に求償してもいい性格のものです。「宙に浮いた年金」問題は歴代社保庁長官、職員の重大な過失ですし、杜撰な管理を知った上で放っておいたのだから故意とも言える。現在、職員のボーナスを自主的に返還するなどと言っていますが、むしろ半強制的に国が求償してもよい。
　天下り先を渡り歩いた社保庁長官の退職金や歴代厚生労働大臣の給与やボーナス、退職金の返上も必要です。』

　こういったことが行われれば、官は例外といった不信感から国民を解き放つことが出来るのではないかと考えます。

　また、同様に各自治体の裏金ですが、これはどこの自治体にも存在すると言われていますが、元を正せば税収であることに違いはありません。この裏金自体も止めるべきで、公に貯蓄として扱うべきでしょう。

＞９さん　愛国心と正義心が有りすぎると公務員を辞めるしかない、ホントです^^
　　　　　公務員は「適度」に常識がある人が向いているようです。

＞10さん　官の自浄や透明化が行われた場合、政治家の意向が丸裸になってしまって政　　　　　治家に都合が悪いようですよ。
　　　　　また、公務員個人が裁かれる場合に備え、公務員保険もありますが、職務命
　　　　　令に従った場合、原則的に公務員個人の責任を問う意味はありません。
　　　　　公務員個人が職務上でも犯した罪は十分に犯罪ですよ。
　　　　　江田けんじ氏の甘いところは、「誰が犯罪者か？」を特定し、警察に告発し　　　　　ないところですね。犯罪に「官は例外」なんてありえません。
　　　　　それと自治体の裏金ですが、どこの自治体にも存在するというのは嘘です　　　　　　よ。

権力は闇の中？！

愛国心と正義感　定義にも拠りますよ〜

補足ですが、政治家や市民が「是非なんとかならないか！」「早急に対処してくれ！」と「官＝役人」に「要望」することは、もはや日常茶飯事の出来事です。
この「要望」を実現させた「官＝役人」が比較的出世しやすいのですが・・・

要望には「予算措置＝お金」が必要ですね、さて、そのお金は税金です。
予算の執行には順序があります。今まで待っていた市民もいます。
しかし、「俺の顔をつぶす気か！」「市民のために働かないのか！」「なんとかしなさい！」などと圧力をかけられるのも日常茶飯事の出来事です。
さて、ここで、「多くの国民の信頼を受けた公務員としてそれはできません！」「法に抵触しますからできません！」などときっぱり断っていたら、暇な部署に異動となり、出世コースから外れることも現実です。こういう問題もあるのです。ですから、公務員の能力査定＝給料評価は難しいという面があります。政治家なんて自分の任期中のことしか考えていない人がほとんどですからね、対して役人は定年まで役所におり、自分の印鑑も書類に押してある、という理由から保守的で前例踏襲になりやすいのです。

さて、アメリカや韓国のようにドラスティックに変動する勝ち負け行政が良いのか？
はたまた、国民は黙っていても行政が正義を保ってくれるというお任せ行政が良いか？

＞１３さん　定義にもよりますが、イデオロギーに固執せず、「適度な常識」があればそれがベストだと思いますよ。「公共心」の無い公務員がやたらと多いようですけど。

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