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放蕩騎士の徒然語り。


 ■ 2009/05/19 (火) 「七つの聖杯と美姫」


 ふとテレビをつけたら、キャバ嬢の特集をしておった。彼女たちの暮らしぶり、理由、困っておる事、まあ……お決まりのレパートリーだ。
 
 アゲハ嬢やホステスは子供たちのなりたい職業の一つにもなっておるようで、それはそれで興味深い。
 古来より景気が悪くなると、人々は商人や貴人よりも吟遊詩人や手品師それに娼姫といった華やかな世界に目が行くらしい。

 風俗ライターをしている友人から聞いたが、あれはあれで気苦労が絶えず、才覚を要求される仕事のようだ(そのためか、あの業界で成功している姫君達は驚くほど堂々として真面目だそうだ)。
 

 しかしあの姫君達いつ寝ておるのやら。昼はモデル(雑誌があるらしい)夜は店にいるのでは一体いつ休むのかと。
 カップの姫君達よ、貴女方の美貌を持たせる為にも休息は充分にとられよ。貴方方が疲れて倒れてしまったとき、それはこの国に残った数少ない銀貨の回り場が消えるときだ。
 貴女方の七つのカップを美しいもので一杯にしておいておくれ。





☆カップの7:トランプで言う《ハートの7》、夢を追うことや分かり易い美しさを指す。


名前

内容

株式仲買人 詩人だね・・・。その感性、うらやましく思うね。 (09/05/21 22:18)
由良 ばんわ、卿。アゲハ嬢・・・由良の世代には無かった画期的なネーミングだわんw華やかさに憧れるけど、由良はこっそり覗いてるタイプですわw蛾!?w (09/05/19 23:30)


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