放蕩騎士の徒然語り。

私はここに後ろ向きな事しか書いておらぬ。
普段は何もなく過ごせているが……考え始めると……やはり恐ろしいな。
将来のことは！












ところで……今日家族に言われた事によると、私はコミニケーションが下手故、店員稼業営業稼業には向いておらぬとのこと。
されど……それが多い求人なのだ。
ああ、ああ、解っておるよ、己の悪癖は。
秘密主義　議論好き　独善家　関係の無いことにも首を突っ込み講釈をたれねば気が済まぬ。
されど……斯様な人間は珍しくなかろう？

ところで明日もシフトだ。
さほど大層な仕事でもないにもかかわらず、仕事に行くのが辛いのは、副店長殿の冷たい視線が恐ろしいからだ。
彼の人は立派な人だ、ＤＶＤ売り場の陣頭指揮をとり、売り上げを見事維持している。
それ故に、仕事の出来る方故に、私のような『２４という年齢にもかかわらず、とんと経験が無く、ヘマをやらかす』人間はカンに障るのであろう。
こんなことも出来ないのかと、目の奥がそう言っている。
「ああ……そう」の台詞からそれが読みとれる。