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時折現実感を喪失する。
なにせ無一文でも生きられてる自分が信じられないから。
普通、この年になったらひとり立ちして、家とか持っちゃおうとがんばってる年齢なんだろうに
何でこんな風になったのかわからない。
おかねをかせがなきゃいけないことはわかる。
でも今の状況にまで追い詰められてしまうと、現実観がなくなる
もしかして社会は俺に生きてほしくないのではないかと思ってしまう。
かんがえたくないけど俺の人生もう終わってるし、
腐れた経歴は一生ぬぐえないから
これを受け入れて底辺であがくことになるくらい理解できてたはずなのに
こうもうまくいかないともう、現実感が沸かない。
なんというか世界はずっとこのままで、自分はまだ子供のまま
親もずっと健在で、いつまでも変わらないままなんじゃないか
俺もいつでも人生やり直せて、まだ未来はあるんじゃないかと思えてしまうときがある
そんなわけはない。
世の中は変化していくし、俺ももうおっさんだ。
新しいこと始められなくなったし、熱意ややる気なんかが衰退していってるのがわかる。
もう若いころとは同じ子とできないのはよくわかる。
バイトすら受からないし、お金もない
こんな自分を認められないし、情けない
それが認められない
二か月分ぐらい定期買えばもう形態代くらいしか金残らない
ほんとお金稼がないとどうしよう
親にかねたかれるわけないのにどちらも働いてないんだから
恥知らずもいいところだ
ただ飯、ただ住まいに加えて金すらせびるなんてごくつぶしもいいところだ