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ヒモと呼ばないで

9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。

 ■ 2004/01/23 (金)  柄じゃない、恥ずかしい、関係ない、分からない、分かり切ってる言葉  


帰ってきた。

何もなかった。
恐れていた「おれのせいで」ということもなかった。
よかった。

でも、それだけ。

仕事を終えた感想が「それだけ」というのは、その日の仕事が最高の出来だったことの証しだ。

「出来て当たり前のこと」を繰り返し、間違えた途端に「この程度のことも出来ないのか」ということになる仕事だから。

攻撃をかわすことだけ。
自分からは何一つ仕掛けない。

「チャレンジ」が一切許されない仕事。
「アイディア」が一切不要な仕事。

そして、目的が「現状維持」だけの仕事。

今まであまり考えたことはなかったが、ハローワークで警備を無意識に選んでいた理由は、これかもしれない。

俺向きだと、自分で思ったんだろう。

しかし、だ。

その前提として、その「現状」を大げさに言えば愛せないと、精神的に厳しくなっっていく。

一番仕事の出来る人を見ていると、彼はそれを愛しているのがよく分かる。
他の人とははっきり違う。
生き生きしている。

そして俺はと言えば、その「現状」を、頭では好ましいとは思うが、そこ止まり。

その彼のようには愛してない。

…おいおい、何だって。
勝手に筆を進めさせてもらえるからって、調子に乗りやがって。
何が「愛」だよ。

何をいまさら。
そんな事考えたこともないくせに。
どの面下げて言ってんだ。

柄じゃないとか、恥ずかしいとか、関係ないとか、分からないとか、分かり切ってるとか言って逃げてきたくせに。

「愛している」という前提がなきゃ、ダメか。

それなら簡単な話だ。
俺がダメなはずだよ。

何故なら、俺は自分を愛してないんだから。
そうだ、俺は自分を愛してない。
本当にその通りだ。

書き言葉の世界でよかった。
これ以外の世界で「愛」なんて、表現する自信はない。

でも、やっと表現できることが、またもや「愛せない」という「できないこと」だなんて。
無能を晒すはめになるのは、何処に行っても同じか。

そして、この無能を克服する見込みは全くない。
全く。

克服しちゃいけないんだ。
「自分を愛せない」人生を送るしか道はない。

その前提条件を満たせない人生を生きるしかないんだ。

その理由?

言えないよ。
勘弁してくれ。




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