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人生には必ず邪魔が入る。

妻は水原一平です

 ■ 2023/04/18 (火) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】  第五章 第四話 


【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第五章 性欲期

第四話 


そんな長男は当然卓球など興味はない。
3年の最後の大会で「一回勝ったから良かった良かった」と言っていたらしい事を覚えている。
母親は自分の子に中学時代は運動部に入れと言い、我等兄弟全員にそれを押し通した。おそらくその結果なのだろう。

しかし私は卓球にハマった。楽しかった。
子供の頃はカッコいい事をやりたい、カッコよく生きたい、そんな欲望のある中で卓球は正直カッコ悪いと思っていた。多感な中坊の目線ではほとんどの男がそう思っていたはずだ。
だから人に卓球の事を堂々と話す事は出来なかった。

私の中学の卓球部は基本的に顧問は部活にほとんど来なかった。3年間のうちに2人の顧問が担当したがどちらも素人である。ゆえに技術的な指導は無い。
小さな部屋に台を3台並べて最上級生が遊びのように打っている。それ以下は球拾いだ。たまに全員でヌルい筋トレをして終わり。
生徒が勝手にやっているだけの同好会のような部であった。

しかしそれでも市内ではかなり勝ててしまう。どこも同じような環境であったのだろう。実際に私の中学は団体戦では市内では最後も優勝したし個人戦でも私自身最後の大会は6位、準優勝や3位なんて事もあったのだ。賞状も貰った。
(それだけ周りの人間は卓球などどうでも良かったのだろう。)
しかしこれが一つ上のカテゴリー(私の場合は市大会→東部大会となる)となるとまるで歯が立たなかったのだ。
つまり同好会の限界だろう。

いろいろあった。性格的に嫌われもしたが、まあ夢中になれた。でもやっぱり、サッカーや格闘技の道を歩ける子供になりたかったな。



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日記主 いえ、市内の環境考えると本当に大した事ではないのです。(ー_ー) (23/04/19 08:04)
記入なし 市内で準優勝ですか(・・? 凄いじゃないですか!;-) (23/04/18 18:54)


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