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人生には必ず邪魔が入る。

疫病神が疫病神を連れてきました。
疫病神はかわいいワン子を連れていました。
ワン子の不幸を見逃せませんでした。
自分を終身刑とし、不幸を背負う代わりに
何とかワン子を救う事が出来ました。

 ■ 2023/09/05 (火) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】  第七章 第六話 


【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第七章 最後の青春

第六話 


中学時代の終わりが近づいている。
京都奈良に行った修学旅行はいつだっただろう、祖父のシはどんな季節だっただろう。
若い頃はこんな事が起きた季節を忘れるなんて思ってもなかったな……

修学旅行は自由行動の時間、同じ班のクラスメイトと一緒に行動せずにホテルにいたな。
担任に怒られて自分を含めた三人並べてビンタされた記憶は残ってる。

だんだん学校の勉強もモチベーションが下がっていた。
サッカーという楽しさに完全に虜になったのも原因だが、納得のいかない志望校への受験。
いままで同じ土俵にいた同学年が学力という子供にとって絶対的とも言えるブランドの価値の区分けによる喪失感。

高校に行ったらサッカーと勉強頑張って大学に行って格好いい未来を手に入れよう。
子供らしい漠然とした中身の無い目標を掲げる自分がいたと思う。

サッカーと出会ってからテレビゲームもやらなくなったな。
当時はスーパーファミコンの時代、プレステすら世の中に存在しなかった。

部活は最期の大会を終え、W杯アメリカ大会の予選も終わり、好きな女への告白も終わらせ
愛犬の面倒に追われる日々が始まり
気がつけば卒業していた。


卒業後の春休み、転任する教師に別れの挨拶をする離任式があったのだが、家族旅行で出れなかった。
旅行中、私は家族に対してぶーたれていた。
なぜそんな事になるのかと言うと、手紙を書いて撃沈された好きだった女に会える最期の日だったからだ。
でもまあ、今思うと会えなくて良かっただろう。会ったところで気の利くセリフなんてまず言えなかっただろうから。

こんな馬鹿で自分勝手な息子の旅行代と時間を工面した両親。
申し訳なさと哀れな気持ち、いろいろと複雑な想いである。

決して格好よくは生きれなかった。むしろ情けなかった。
でも精一杯ヘタレなりに格好つけながら生きた。
楽しくはなかったかもしれない、でも夢中になって楽しくしようとしていた。
そんな風にもがきながら生きた中学生時代だったと思う。



その時代に捧げるBGM 
次の夢 中西圭三
https://youtu.be/amVa73GowdU?si=DlUEfvmhrRDoeA3m







名前

内容

日記主 吉田松陰、松下村塾の地ですね♪( ̄  ̄) (23/09/05 19:14)
記入なし 中学の修学旅行は、山口県の萩、鍾乳洞も行きましたね。。。 (23/09/05 18:02)


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