人生には必ず邪魔が入る。

【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第十二章　運命のカウントダウン

第六話


この時代、◯オパレスの他にネットカフェにも逃げ込んで時間を潰していた。
実家のVHSで録画したサッカーを観るためだ。
私の応援していたバイエルンミュンヘンとドイツ代表、どちらも低迷期だ。バイエルンはUCLベスト8の壁が越えれず、ドイツもサッカー大国とよばれる国に対してまったく勝てない時代だった。
PS2でFF7なんかもやっていた。思い出探しでハマったゲームかな。
ドリンクは飲み放題、ネットサーフィンも何も気にせずサイトを開きまくれる。何を閲覧しているかはお察しの通りだと思います（笑）
そういえばトイレにポケットから出した財布を置き忘れて中身だけ盗まれた事あったな……

自業自得とはいえ、どこが落とした物が返ってくる国だよ……。確か3万ぐらい。
まあ、盗られたのは現金だけでカードも免許も無事だったから、不幸中の幸いと思う事かな。。。
ネットカフェにいるような属性の人間にまともなのはいないだろ……。

PC、録画ビデオ、ゲーム、漫画、ドリンク、なかなかの至福の時だ。

そして一つの運命的な出会いを果たす。
それは、この無職comとの出会いだ。
この時代、ネットカフェで出会った。やはり無職の人達について調べていたから、それで辿り着いた。
そう、時は確か、32才の男、ぐらいの時代だったかな。
当時私は無職とニートの区別すら知らなかった。ニートという言葉も比較的新しい言葉ではなかっただろうか。


その時代に捧げるBGM
マニッシュ　シングル集
https://youtu.be/7sZFc1qWaPM?si=OG0RvK-IKQNqEpJG

高校時代を懐かしんでネットカフェで良く聴いてました。