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仕事が続かない


 ■ 2015/06/14 (日) みんな元気?


昨日の週末の深夜にローカル局(地方局)の映画劇場である映画を見た。この前話したロバート・デ・ニーロが出ている作品だから見てみよう。
クリント・イーストウッドとロバート・デ・ニーロは大好きだ。「みんな元気」(原題Everybody's Fine 2009年)
なんだ?このタイトルは?(笑)内容はこうだ。デ・ニーロは半年ほど前に妻を亡くしたばかり。四人の子供たちは皆すでに社会人になり家を出て、
孫も1人いる。久々に子供たちが里帰りをするというので、デ・ニーロは楽しみにバーベキューの準備をしていたが、
皆忙しいからとドタキャン。それならばこちらから一人一人訪ねて驚かそう、と年老いて弱った体にムチ打って旅に出るというロードムービー。
でも、皆、デニーロには心を開いていないのです。亡くなったお母さんには本音を話せたけど、お父さんには何故かウソばかりつく。
何故ならお父さんは、子供たちに厳しすぎたから。あれだけの教育費を投じているのだから、成功しろとばかり言われて育った。
長男のロバートは、オーケストラの指揮者。の、はずでしたが、実はパーカッショニスト(ドラム等)だった。
長女のエイミー(ケイト・ベッキンセイル演じる)は、広告代理店のキャリアウーマンで夫とは女性問題で別居中なのに、お父さんの前では
同居を装って一泊だけ夫に帰ってきてもらう。息子も優等生と話してたのに実は落ちこぼれ。次女のロージー
(ドリュー・バリモア演じる)は、ラスベガスでダンサーとして成功していたはずが、実はウェイトレス。
お父さんのために、その日だけ友人の立派なマンションを借りて自分のだとウソをついて招き入れる。しかもシングルマザーで、
しかも今はレズビアン。次男のデイヴィッドは、画家として成功しているはずが、精神を病み薬物中毒になり、
ついにはオーバードースで死亡。デ・ニーロは、成功していると思っていた子供たちの実情を知って困惑する。
でも、デイヴィッドの死をきっかけに、自分が皆にプレッシャーをかけ過ぎていたことを反省し、
皆成功していようといまいと、愛おしいのは変わらないのだと思い直す。

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この映画初めて見たが、涙流して泣いてしまった。。。。。この歳で。自分が恥ずかしい。

俺の親も、似たようなものだ。俺の小さい頃から、学習塾、水泳、剣道、など、ありとあらゆる
習い事をさせて、将来成功することを期待されてな。思い返せば1番最初の会社は日本で指三本の一つに入る
大手電気メーカー(の協力会社)をたった13年余りで辞めちまった。横浜で一人暮らししてた時は、うちの
オヤジが上京した時には良く上野駅まで迎えに行った。この映画の子供たちの気持ちがすごくよくわかる。

映画のラストでは、改心したお父さんと心が通じ合えた子供たちが、皆クリスマスで集まるというハッピーエンド。
今の俺にはあまりにも染み入る映画でした(*_*)



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