財界の老人に気に入られた三木本は成功し気に入られなかったホリエはムショ行き。
オヤジは祖父に面倒を見てもらい、俺たちはオヤジに面倒を見てもらい、
そして俺たちは子供の面倒を見る。こうして一族が続くのである。
しかし何時かはこの糸が戦争や事故、あるいは一族の中からロクでもない
馬鹿者が出現する事により断ち切れる時が来る。その時、今までの日本社会
では一族がそのまま滅びるしかないのだ。
年寄りばかりに目を向ける社会は、挫折に弱い社会になってしまう。

アニメやドラマで「蛍の墓」を見た人もいるだろうけど、名門神戸一中の
学生で大佐の息子であっても親や親戚など年寄りに面倒を見てもらえなく
なったとたんに清太は浮浪児となり駅で野垂れ死にする運命にあった。
今の日本国も何かあれば簡単に滅びるような気がしてならない。

投稿者 : 記入なし　日時 : 06/05/28 02:08