放蕩騎士の徒然語り。

さぁて随分留守にしてしまったな。　紅顔の貴公子も随分くたびれてしまったが３０代初頭の貧者など世界にありふれたものだ。

今の契約先の道路維持会社、私はどうも斯様な【状況に応じて自己判断】の仕事が大の苦手だ。　得意なのはマニュアルとルーチンワークの単純労働だ。

私は【言ってもらわねば理解できない】　【明記してないとわからない】【整備などできない】　【運転などできない】なのにどうして　こんな場所にい続けなければいかんのだ。

アルコールの量が増える。　私が適応できる日が来るのか　その前に酒に潰れるのか。

眠りが浅く　綺麗に熟睡できぬ。

家族などは私にアスペルガーの疑いをかけてくる始末。だったらどうだというのだ。　貴様らが陰鬱に悔やめばマシになるのか。ならんだろう。

さて私は運転ができぬ。バイクならお手の物だが　車は全くと言っていいほどできぬ。
しかし私の職場は運転ができないと仕事に支障が出る。
ではなぜ私はいるのか？

じつは職場の奴ばらがな　私は車の運転ができると勘違いして雇ってしまったのだ。
さぁ収まらぬのは現場のメンバーだ。　車を運転しない奴と同じ給料なのが納得いかんと常常言う。　それは会社に言うがいい、いつでもクビにされてやるぞ。　私もこの仕事限界なのだ。

ごきげんよう友よ。
このアズールはあれから福祉業界（障害者線センター）に仕官し　そして解雇になり、今は高速道路のメンテナンス会社だ。
しかし、どうもこう　私はつくづく社会生活に向いてないらしい。
他人の感情が理解できない。　いや、友の感情などはわかるのだ。　しかし、家族の言葉や感情がまるで理解できぬし、職場の人間に至っては　まるで異民族と会話しているようだ。

まさにジャイナ教徒が創価学会の聖地に行ったような異邦感を感じる。

そして　耳に障害などないのに　なぜか他人の言葉が聞き取りにくい。
上役【ボルトとってくれ】
アズール【はっ？　か　鏡でございますか？さて何処にあるのか……】
ボルトと鏡　まるで合ってない。なのにそう聞こえる。

加えて他人の言葉の意味が理解できない。冗談を冗談ととれず　他人から見れば全く理解できないタイミングで激怒する。
さだめし失礼な人間に見えているのだろうな。
失礼な人間ではあるが　それでも今までは　平身低頭し　下手に出ていたのだが、ここの職場では下手にでようにも　相手の意識がわからぬ。

そりゃあ　私は所謂　気が弱くて無神経なタイプではあるが

しかし、紹介してくれた人の手前　そうそう辞められぬ。六月までくらいは努めぬとなぁ。

で　だ、友よ。
なんと一ヶ月で今の職場をクビになってしまった。
これについては何も異論も恨み事も無い。
原因は私だ、３０日全て立ったままの居眠りをかましたのだから。
前日に７時間〜５時間３０分を寝ていても　昼の１０時になると　凄まじい眠気で立ってられぬ。
かくて作業台に顔をつっこみ　クビとなったわけだ。
今は新しい職場を探すべく　彼方此方に文を飛ばしている。
しかし……斯様な事では私は社会生活が送れぬタイプの人間ではないかな？

そんな文面が脳髄を駆け巡る、無論根拠などないが　私の全ての事柄は根拠などない
よって　この事が根拠がないからといって　外れているとは限らぬ。

ご機嫌よう、ＡＺＵＬだ。一年ほど間が空いてしまったな。
二月から私は病院の障害者支援施設で働いている。
仕事自体はさほど難しくない。まだ下っ端で大した仕事を言われてないからな。

今私が悩んでいるのは　完全に自分自身に非があるのだ。

私は会話が苦手だ。テクニカルな問題ではなく、（いやそれも上手いわけではないが）
【仕事先で会話をする】というのがひどく苦手なのだ。
加えて【毎日仕事に行く】というのが頗る付きに苦手ときている。
別に無効に非はなく　完全に私が悪いのだが、これがなかなか厄介でいけない。
私は突然の無断欠勤をしないことが　ただ一つの美点だったのだが

【職場の会話】を耳にしてげっそりして帰ってきたら
家族の言葉が聞こえ、また付き合いのある人間が喧嘩をしていたりする。

だれが悪いわけでもない、
喧嘩をしていた友人もすぐお互い矛を収めているし、まぁまぁなんとか折り合いをつけていっている。でも私はコミュニティに波風を立てた奴を絶対に許せない。

家族は普通の会話をしているだけだ。しかし私は家族と会話するのが大嫌いだ。

職場の人たちがしているのは　まったく普通の　業務を円滑にするための【ちょっとした会話】だ。だが返答に困る、貴方がたは私からしたら異邦人なのだ。

つまり私のソーシャルな技能が著しく低いのだ。

私が嫌いなものは幾つもある。
１つ　友人同士の喧嘩
１つ　影口
１つ　議論のふりをした悪口舌戦

そして【ネットヲチ】
【ヲチ】とは【ウォッチ】《見る》から転じたスラングで
特定のＨＰ　チャット　ＳＳ《小説の意》　等等……
その様なネットのＨＰの中で【少し変わった】ものを嘲笑う　ひどく悪趣味な趣向だ。

対象は文章の苦手なＳＳ書き殿であったり、
プレイングの未熟ななりきりチャットのプレイヤーであったり
へまをしたネトゲプレイヤーだったりする。

実に気分が悪い。

そして奴らの悪意が　嘲笑が　知り合いに向けられていた時の腹立たしさといったら！

おお　電子世界の精霊よ。彼等のデーターが空っぽになってしまいますように。

　御機嫌よう　友よ、ＡＺＵＬだ。

　さて、この三月末で此処の傭兵稼業も終わる。
　砦にいる利用者様方はなるほどある部分では弱々しいが　彼等は私等より努力家だ。
　良しにつけ悪しにつけ、現状を脱さんと努力をしている。
　まあ……中には方向を間違える者もいて　使い込みや脱走等といった明後日の方向に努力する者もいるが、それとて【考え】の結果なのだ。


　私のこれからは彼等の様に【頑張れる】だろうか？
　私は彼等のようなしぶとさがあるだろうか？


　あ、それからミーティングで【あの人たちに舐められないようにキツく対処することが必要なんです】と言い放ち、
あまつさえ自身の贔屓でＧＨの人間関係を一つ壊した世話人Ｎｏ．４。
　私は貴様を軽蔑する。

家を出るために銀貨を貯め

そして貯まらぬことに嘆く

そして　どのような仕事でも　二日目には嫌気がさす。


辞めはしないのは　辞める気力も踏ん切りもつかないからだ。

前年は山の様に面倒事があって
まあそれなりには【後悔してない】ことがあって

すこしの【よかったこと】があって

幾つかの事を学んで　でも本質は掴んでなくて

第六世界（今年はマヤ暦で第六世界）も　いつもの私だ。



では友よ、今年も宜しく！　貴公等に等しく良き事のありますように！

　此処、辺境地帯では車……そう！あの忌々しい　四輪仕立ての大仰な代物に乗らないと職が無い。

　だが私はあの鉄の箱が大嫌いである。

　今私は　必死に金をためて居る。　それは絶対に　あの鉄箱を買うためなどではない。
　今の士官先で乗り続け、まあ事故はおこさぬ様になったが　あの中に居ると恐慌を起すのは相変わらず。


　今の士官先？支援団体の書類係だな。