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アラフィフ喪男の花粉症日記

この日記は、
中国山地にある小さな町在住の49歳の日記。

[悩み]
・冬は超冷え性、春は超花粉症、夏は汗かき。

 ■ 2007/08/09 (木) 原爆問題


あと1年で、北京オリンピックが開かれますが、北京では格差が激しいです。

北京の近くにある山村には、水がありません。ダムの水が全て北京に流れているからです。政府から水田を止め、穀物を作るように強制命令されています。
中国も共産主義の社会、北朝鮮のようです。

北京では近代開発が進んでいますが、そのため弱者の住む所を次々と強制立ち退きさせ、家を破壊してます。
政府と業者が手を組み、やくざな連中が住民をどこかに連れて行き、その間に家を破壊しています。

こうして北京ではオリンピックに向けての近代開発が進んでいます。



このような問題は日本でも行われている。
例えば、成田空港問題もそうだろう。成田空港は、地元の住人を阻害した上に建設された。
私は、学校でこのことを学んだ時、「なんて横暴だ!!」と思いました。
今この瞬間も成田空港を利用している人が大勢いるだろう。彼等のなかに、この事実を考えながら利用している人がいるだろうか?
利用しているなら「地元農民の犠牲の上に作られたのだ」とぜひ考えて欲しいものだ。
こんなことを考えるのは私一人かもしれない。(ちなみに私は日本西端の住人で全く関係ないが・・・)




今日は長崎に原爆が落とされた日です。
先日図書館で【はだしのゲン】を久々に読みました。
【はだしのゲン】は原爆が落とされる直前の広島から始まり、戦後数年の広島(戦争孤児・原爆症で死んだ人)を中心とした物語で、主人公・中岡元は紆余曲折を経て、絵描きになるため東京に旅立ちます。

「なぜ、天皇は戦争責任を取らないのか?」を中沢啓治は語っています。
この前、久間章生・前防衛大臣は「原爆は、結果として戦争を終わらせることができたのでしょうがない」と言ったため辞任になりましたが、中沢啓治も同じようなことをはだしのゲンで語っています。
(私も何処がいけなかったのか?)と、久間章生の発言を聞いたとき思いました。

『確かに今も、原爆症で苦しんでいる人が大勢いますが、原爆で日本が戦争を終結させたのもまた事実なのです。
日本は、もうぼろぼろの状態でしたが、政府は「日本は勝っている」と嘘の放送をしていました。
もし、原爆を落とさなかったら、日本は戦争を止めず、若者を戦火に送り、もっと犠牲者が出ていたでしょう。日本国民全員が死ぬまで戦わされてたかもしれません。
悪いのは、政府であり天皇だ。
だから、原爆は戦争を終結させたのでは?』
というのが私の意見であり、同時に中沢啓治の意見でもあります。最後に【はだしのゲン】で語っていました。
【はだしのゲン】を全巻読んだことのある方ならわかるかもしれませんが、中沢啓治は天皇反対派です。
私もそうで、なぜ、今でも天皇は日本の象徴で、OO様などと【様】というのか信じられません。
久間章生の発言より、こちらの方を日本は問題にするべきだと思います。
今更、「天皇に責任を取れ!」とは言う気はありませんが、最低でも【様】と言うのは間違っていると思います。



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