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アラフィフ喪男の花粉症日記

この日記は、
中国山地にある小さな町在住の49歳の日記。

[悩み]
・冬は超冷え性、春は超花粉症、夏は汗かき。

 ■ 2011/06/09 (木) 遺留捜査、空のマッチ箱に泣が出ました


先日の夕方、車で家に帰る時、
家まで後2qといったところで、ランドセルに黄色いカバーのような物をかけ背負っている子供達を見た。
黄色いカバーや体格から、(小学校1年生だ)と思う。この子達は、私のいる住宅街の住人であることには間違いない。

私は、この子達を見ながら、(人生に絶望した6年前、実家に帰った年に生まれたんだよな。この子達の母親は、何歳なんだろう?どんな出会いで結婚したんだろう?)と思った。
10年前、(ここにいても、こんな山奥では女と出会えない)と思い、溶接未経験者可の派遣に登録し、家を出た。でも女との出会いなど全く無かった。

複雑な気持ちである。

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さて、昨日の午後9時から【遺留捜査】を観ました。[空のマッチ箱]という題名でした。

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空き部屋で、男の死体が見つかった。
男は、隣近所の住人・特に、奥様方から、不審がられていた。男は、小さな子供達の写真をよく撮っていたこともあり、不審がられていた。
男の身元は不明。遺留品に、矢島工業のタオルと、マッチ箱と、カメラと、12桁の数字が書かれてたレシートがあった。

その頃、婦女暴行事件があり、近所の奥様方は、その男が犯人だと確信していた。
犯人は骸骨のマスクを被っていた。

糸村は、矢島工業に行き、男の身元を調べたが、偽名だった。
12桁の数字は、宅配便の荷物番号であり、荷物は写真で、送り先は写真家の笹山智子であった。
男が送った写真に、偶然、骸骨のマスクを持った男が写っていた。

写真に写ってた男は、死んだ男を不審がっていた女の夫だった。
その写真に写ってた男が、婦女暴行反であり、男を殺害した犯人でもあった。
殺害した動機は、写真を取り返そうとして、偶発的に殺したのである。


男の身元がDNAから判明した。7年前、美大教授の藤岡の殺害犯として逃亡していた桐原であった。そのため、身元を証さず、生活していた。

だが、カメラに名前が書いてあった。笹山智子と。
糸村は、笹山が7年前の犯人だと確信し、笹山に会いにいった。笹山が犯人だった。
「賞を取りたいならセックスさせろ」と藤岡が笹山に迫り、藤岡を殺したのだった。
逃げる時に、桐原に見られた。

桐原は、藤岡の爪で自分の皮膚を引っ掻き、桐原の爪に自分の皮膚をつけ、さらに自分の写真をばらまいて、笹山のカメラを持って、逃亡した。アスベスト肺になったりと、過酷な逃亡生活だった。
全ては、笹山を守るために・・・。

桐原は高校時代、虐めで自殺を考えていた。そんな時、教育実習に来た笹山と出会った。
【空のマッチ箱を使った写真の話】などをしていた。桐原にとってその時間こそが、唯一楽しい時であった。
桐原にとって、笹山は、恩人であった。(好きだったのだろう)
桐原は、笹山のいる美大に来て、時々手伝ったり、自分の写真を撮ったりしていた。

だが、桐原の気持ちは、笹山には全く伝わらず、
笹山は、写真を送ってくる桐原が(自分<桐原>を犯人にしたてた私を恨んでいる)と思っていた。


エンディングで、桐原の撮った笑顔の子供達の写真がたくさん流れた。
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そんなストーリーでした。
私は、桐原に自分を重ねて観ていました。
その日の遺留捜査が終わった時、桐原を自分のことのように感じ、泣きました。
私と同じように、「今回の話は良かった」という人達が書き込みしています。(仲間だ)と思いました。

桐原が、子供達の写真を撮っていたのは、子供達が好きだったからでしょう。変な意味ではなく。
だが、近所の奥様方は、桐原を不審がっていた。
(まさに、喪男の特徴である)と私は思いました。現実も、そうだから。

現実で、喪男が「子供が好き」と言うと、
世間一般・特に子供のいる人達は、ロリコン・変質者として、捉える。








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