派遣社員9億円以上着服 東京三菱で10年以上の間
東京三菱銀行の派遣社員が顧客の預金を9億円以上着服する不祥事があり、金融庁は26日、同行に対して法令順守の態勢強化を求める業務改善命令を出した。9月26日までに業務改善計画を提出するよう求めている。
問題の派遣社員は、同行子会社の人材派遣会社に所属しており、着服は顧客からの照会で発覚。行内調査の結果、着服の期間は10年以上の長期にわたっていたことが判明した。
同庁は、派遣社員の増加を踏まえた不正リスクの認識、人事管理態勢の構築不足が不祥事の背景にあったと判断。内部での自浄作用も欠けていたとし、行政処分に踏み切った。
投稿者 : 記入なし 日時 : 05/08/26 16:52