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ああ、それでしたら、私が持ってますよー

「お願いです。返してください」
「では、私のアパートにありますからひとまずそこへ一緒に行きましょう」

男は硬貨の詰まった瓶などは持っていなかったが、下心が働き、そう言ったのだった。

若い女性は硬貨の詰った瓶を返してほしいから、彼のアパートまで一緒にいった。そして「ここで待っていますからもってきてください。」と彼に頼んだ。

男は困った様子で、「実は、硬貨の詰まった瓶は部屋の中にいっぱいあるんです。どの瓶か見てもらわないことには・・・」と言いました。

それじゃ、見せてください。
女は言った。

女の毅然とした言い方に男は、少しうろたえた。
しかし、うろたえた顔をするわけにはいかないと思い返した。
しかし、うろたえた顔をするわけにはいかないと思って、わざと「とりつくろった」用に見られたとしたら、恥ずかしいと思った。

用に>様に

男は、「とりつくろったように」見られたら恥ずかしいな、という気持ちがあったが、実はそれとはまったく違うことも考えていた。それは、自分の記憶はいったいどうなってしまったのだということだ。
俺はたしかに、公園で瓶を拾い、そのうちの五〇〇円を使って、弁当を買ったではないか。それが、「瓶などはない」と一瞬でも思ったと言うことは、いったい何なのだろう。俺の記憶はどうなってしまったのだろう。
病院に行くか……。

そのとき男はふと思った。
この女の人は、おれのお母さんじゃないだろうか？

お母さんだったら、一緒に風呂に入ればわかるはずだ。
よし、アパートに連れ込み一緒に風呂に入ろう。

と男は考えた。

しかし、男は思った。「俺は変わらなければいけない。いままでの俺ではダメなんだ！」と

「やっぱり瓶はないです。おれはこれから鮨を食いに行くのでここで失礼」
女がわめき立てるかと思ったがそれ以上の追及はなかった。

でも、変わるのは明日からでいいや。
そう思って女性を部屋の中に入れました。

女性は部屋に入ったとたんに、死神のカマで男の命を奪った。

幼い頃、生き別れたお母さんなら僕を庇って親父に刺された傷痕があるはずだ。
確認したい‥

そして、傷痕は、たしかにあった。

傷痕は何かの文字をかたどっているようだった。
目を凝らすと、こう読めた。

夢から覚めた

夢があまりにも鮮明であったため、男は現実が夢なのか、夢が現実なのかわからないほどであった。

我にかえり隣を覗くと母さんに似た女性が寝ている。
やはり夢ではなかったのだ！
恐る恐る肌着を捲り‥
傷痕をさがした

そこには‥
忌々し文字が‥

その文字とは

”喧嘩上等”　の４文字。

そう、母は元レデイースだったのだ。

男はそこで眠りからさめた。どうやら弁当で飢えをしのいだ安堵から、一時の睡魔に負けてベンチで眠ってしまった様だ。

どう考えてもおかしい
数時間の間に何回も死んだように眠りに落ちている。
俺は病気を疑い始めた

「いやいや、病気なもんか。俺は仕事を探さなきゃならないんだ。こうしちゃいられない。さ、職安に行くぞ！」
男は、さっと立ち上がると公園の出口に向かって歩き出しました。

と、その時です。

やはり深い眠りにおちてしまいました。

美しい日の光、木陰をそよがす心地よい風。
俺は、朦朧とした意識のなかで、これまで味わった事の無い
すがすがしさを覚えつつ、やはりの眠りをさまよう。
もう長くはないようだ・・・・

自分の思いどうりの展開にならないと夢おちにするのは禁止にしませんか？

このままじゃしょうがない。
ガクブチの裏の金庫にかくしたコルトをとりだした。
めざすは、金の眠る金庫さ。俺は固く誓った。

次回の作者へ、乞うご期待。

俺は銀行の金庫を思うかべながら唱えた
「ルーラ！！」

ついた場所は塀の中だった

やはりそうだったのか・・・。
俺は確信した。
無職者にとってここが最高の約束の場所だったのだ。
｛ＮＯ５４にもどる。繰り返し・・・｝

no.123より

「あ〜、君、これからどこへ行くんじゃね？」
振り返ると白い髭を生やしたおじいさんが立っていました。

男が無職なので職安にいくことを正直に話すと、おじいさんは「それはお困りでしょう。夕方さっきあんたが眠っていたベンチの下を掘ってみなさい」といい、去っていきました。

男はいったんアパートに帰ってスコップを持って夕方に公園に戻りベンチの下を掘ってみました。するとトランクが一つ出てきました。

中を開けると一万円札がたくさん入ってます。男は喜んでそれをアパートに持ち帰りました。

さて、何に使うかを考えてるうちに男は久しく風俗へ行ってないことを思い出しました。

ピンポ〜ン　

どうやら警察がきたようだ

警察が俺に何のようだろう、と思い男はドアを開けた。すると果たしてただの巡回だった。警官はすぐに帰っていった。

風俗へ行こうと準備してるとまたインターホンが鳴った。ドアを開けてみるとものすごい美人が立っていた。彼女は言った。
「これからどこへ行こうとしてるの？」

『金も時間も持て余してる』
この女、暇潰しに口説いてみよう！
男は一緒にディナーでもと女を誘ってみた！

ところが‥
女が思いがけない一言を発した‥

「どうせろくでもないところへ行こうとしてるんでしょ。それよりあたしと有意義に時間を使ってみない？」

有意義？？？

「そう、あたしがいいところに連れて行ってあげる。きっとあなたの役に立つわ」
訳がわからなかったが、男は女についていくことにした。

目隠しをされ、子船に乗って着いたところは北の将軍様が

というのは勘違いだった。男が連れて行かれたのはパソコンスクールだった。
「エクセルを徹底的に学びなさい。そして今度こそ正社員になるのよ！」
女は厳しい口調で言った。

あんた、なんでそんなに俺に親身になるんだ？

いくらパソコンのスキルを付けても全く就職先はなかった。
ふりだしに戻る

しかし、エクセルだけでは正社員になれず、派遣で自動車工場へ
そして、不況で一人、また一人、派遣が切られる。
職場で孤立した彼は、スレッドに思いのたけを書く。
しかし、返事は悪口ばかり、そのうち悪口もなくなり
独り言のスレに・・・
何を思ったか、車をレンタルし、ダガーナイフを持って秋葉原に・・

ナイフを道端に埋め丁重に葬った男はラジオ会館へ入って行った

146から

あたしは幼い頃生き別れになったあなたの本当の姉なのよ。だからあなたが心配でしょうがないのよ。

俺にそんな姉がいたのか・・・

と、そこに赤ペンを耳に挟んで競馬新聞を持った37才の男氏が現れた。

今、郵便局契約社員になれば、正社員になれるかも、千載一隅のチャンスだ

姉と名乗る女は言った。
「ああいう人間にだけになっては駄目よ。それより自分を磨くことから始めないと。当面の資金は用意してあげたんだから後は自分で努力するのよ」

行ってはみたが余りの人の多さに圧倒されて殺し尽くせないと諦めてすごすごと安アパートの戻る。レンタル代は払えないのでそのあたりに乗り捨て来たが
夕方のテレビでレンタル泥棒として指名手配された自分を見て愕然とした。

しかし、奮闘♪努力の甲斐もなく、今日も涙の、今日も涙の日が落ちる
日があ、落ちい〜る。♪

男は急に姉に欲情を感じた。姉といっても今日会ったばかりだし、実感が沸かない。ただ優しくされて妙に興奮してしまった。

男『それより姉さん！さっき17年前に生き別れた母さんに会ったよ』
女『初代阿婆頭霊総長に』
男『なんでも近い内に一大イベントがあるとか』
女『まさか‥
あの‥
祭りが』
男『姉さん‥
あの祭りって』

「本当にどーしょうもないやつだな」男は独り言を言った。

もう男には何が現実で何が夢だかわかなくなっていた
うつ病で幻覚と幻聴がしていた

うつ病では就職はむずかしい。
病院に行くにも金が無い。
男は生活保護を求め、市役所へ

市役所の窓口の男は背が高かった。
筋骨隆々だった。
眉が太く、眼光鋭く、東洋風の顔立ちをしていた。

おまけに一番隅っこの窓口に陣取り、
壁に背中を預けて座り、
顔だけをカウンターの外に向けているという
やたら不自然な体勢だった。

市役所の男はおもむろに口を開いた。
「…用件を聞こうか…。」

あなたはもしかして数千年の技、指先一つで何でも出来るというあのお方では？
もしそうなら俺の水虫を治して下さい！！

市役所の男はおもむろに口を開いた。
「…用件を聞こうか…と思ったが、無職者にやる生活保護の金はねぇなｗ　我々の飲み会に流用しているからｗ」

男は言った。
発言の後ろにwをつけるやつは、信用ならない。

さらに、男はさらに言った。
無職者にやる生活保護じゃなくて、有職者にやる生活保護の金はねぇ、だろ。偽職員じゃないか？　

市役所の男はオッサンの無礼な発言にブチ切れて警察に通報。
官吏侮辱罪の現行犯として逮捕された。

男は警察の取り調べ室で、ガタイのよい警察官数人から数時間に渡り、殴る蹴るの暴行を受け、瀕死の重傷を負いましたとさｗ

男は、市役所の男と警察官を訴えて、
二億円の慰謝料を勝ち取りました。
また、元市役所の男と元警官は、懲戒免職となりました。
wをつけて、不愉快な発言をするやつは、成敗されるべきだという世論が一般的になり、市役所職員の態度と警察官の態度が若干改善されました。
もっとも、no.167 の発言に出てくるような男は、市役所にも警察署にもいないでしょう。

男はマスコミのインタビューに答えて言いました。
「no.167のような男は、まさに腐敗して腐臭を放っている」。と。

no.169　no.170が死刑判決を受け執行直前のオッサンの最後の言葉となりますた

オッサンが目を覚ました・・・
「な・・なんて不吉な夢だったんだ？」

元市役所の男と元警官は、無職となって、生活保護を申請するために市役所に行きました。
どの男も窓口で追い返されました。
まさに、自業自得と言ったところです。

「いかん！　ナルコレプシー（過眠症）かもしれない。医者に診て貰おう！」
オッサンは近くの医院に向かいました。

「どうかなされましたか？」
なにかのマンガでみたような激痩せの医師が現れた。
実はそこはドクターキリコ（漫画ブラックジャックにでてくる医者）が開業した究極のターミナルケアを行う医院であった。

「あなたの経歴ではこの先、ロクな人生は歩めませんので楽に成りましょう！」
ドクターキリコはオッサンにそう告げた。

ドクターキリコはオッサンに、こう告げた。
「報酬は１千万円頂きます。尚、保険はききませんので・・・」

オッサンはその費用が払えないので金策に走り回った。

オッサンは、金策に疲れ果て、公園のベンチで休んでいた。

途方に暮れ、街中を歩いていると金髪の美女がアラブ系の悪者に追われています。
オッサンは勇気を振り絞り、悪者に言ってやりました！

オッサンは勇気を振り絞り、悪者に言ってやりました！
「私の妻に何をするんだ！」

アラブ系の悪者は笑いながら、
「その女を養う甲斐性がお前に有るわけないだろうｗ」

お金はつくれなかった男はとりあえず水虫だけ治してもらいにドクターの所へ行きました

ドクターキリコの医院では皮膚科も診療科目となっておりました。
「水虫にはこの薬が効きますよ・・私が違法に作りましたが。」

試作品なので無料でGETしました！
オッサンは早々と公園に帰り、薬を試すことにしました。
患部に塗った瞬間‥

片足はみるみる溶けて無くなってしまいました。
確かに水虫は無くなったが足までとは…
男は途方にくれてしました

天空のかなたから天使が舞い降りてきました。
「おぉ！なんて可哀そうに・・・人生の一部をリセットして、no.182から再スタートしますか？」

天使の手にはリセットボタンがついた箱があった。

男が押した瞬間！
ドクターキリコが目の前にいて、このように云った。
「水虫にはこの薬が効きますよ・・私が違法に作りましたが。」

男はしばらく考えた挙句、これで嫌なモノを全て消してしまおうと、貰う事にしました。

貰った薬を塗ってみたところ！

頭からみるみる解けて無くなってしまいました。

ここは何処だろう真っ暗で何も見えない
よく周りをみてみるとはるか向こうに小さな明かりが見えた
男はその光に向かって歩き出した

その光の向こうに見えたものはなんと

ハローワークの受付でした。

ハローワークの受付に天空のかなたから天使が舞い降りてきました。
「おぉ！なんて可哀そうに・・・人生の一部をリセットして、もう一度no.186から再スタートしますか？」

天使の手にはリセットボタンがついた箱があった。

男が押した瞬間！
ドクターキリコが目の前にいて、このように云った。
「水虫にはこの薬が効きますよ・・私が違法に作りましたが。」

男はしばらく考えた挙句、これで嫌なモノを全て消してしまおうと、貰う事にしました。
さらに、遠距離まで飛ばせるように、オモチャの水鉄砲にその薬を詰めました。
「ぐふふふふ・・・・これで、嫌なモノを全て消し去ってやる！」

またかよ？男はうんざりした表情で首を横に振った
もういいよ、あとは野となれ山となれ
リセットなんてしない！
そこには男の清々しい顔があった

そして男は国会会期中の参議院本会議場に乱入した！
謎の水虫薬を詰めたオモチャの水鉄砲をもって・・・

そして男は国会会期中の参議院本会議場に乱入した！
謎の水虫薬を詰めたオモチャの水鉄砲をもって・・・

会議室に入ろうとした瞬間、男は足を滑らせてしまった！

水鉄砲が宙を舞い中の水虫薬が噴水のようにあふれ出た。

すかさず立ち上がった男は、膝をさすりながら、衆議院に向かった。
しかし、自分がどこに向かって走っているのか、男にはわからなかった。
そう、道に迷ってしまったのだ。

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